私がこれまでに経験したことを書くブログ

私がこれまでに経験したこと感じたことを書くブログです。

副鼻腔炎がちょっときた

今日から左頬骨の辺りに鈍痛があります。触らなければ大丈夫なのですが、触るとずーんとした痛みが。

 

最初は「寝てる間にぶつけたのかな」と思っていたのですが、「もしや」と思い、片方ずつ鼻の穴を閉じて「嗅覚確認」。

 

結果、痛い方(左側)の鼻の匂いが余り分からないということが発覚。

 

外傷ではなく、どうも副鼻腔炎になっているみたいです。

 

鼻の主治医からは「痛かったり、汚い鼻が出たら飲むように」と言われている

 

セレスタミンステロイドと抗アレルギー薬の合剤)+クラビット(抗菌剤)の5日間セット」を引っ張り出してきてすぐに服用。

 

もうね、二度と副鼻腔炎の手術は御免なので、再発したら死ぬまで寝たふりしてやろうと心に決めていますよ。

 

ちなみに「セレスタミンクラビットセット5日間(ワンクール)」で効かなかったら、ツークール(+5日間)目に入るように言われています。

 

大体いつもワンクールで事なきを得ています。ありがたや。

親知らず全身麻酔抜歯手術入院レポ1

 

手術ネタが続いちゃってちょっとアレなんですが、前に親知らずを抜いたんですよ。

 

但し、「全身麻酔下で1週間入院で抜歯」という結構珍しいケースだったんですよね。なので、こちらもこれから経験される方がいらっしゃるかもしれないのでレポートで残しておこうと思います。

長い記事になりそうなので、数回に分けて書かせて頂きます。

ではレポートします。


親知らずの存在に気づいたのが大学4年の頃かな。奥歯の更に奥の歯茎が若干腫れて歯医者に行ったのが初めでした。

水平埋伏だったので、完全に歯茎の中に埋もれて親知らずがあることに全く気がつきませんでした。レントゲンに映った親知らずを見てビックリした記憶があります。

しかしすぐに腫れが治ってしまったのと、先生が「まあ抜かなくてもいいんじゃない?」とおっしゃったので放置していました。

今考えると、この時抜いておけばよかったよ・・・。

何故かというと、若いうちの方が骨などの組織が柔らかいから。年齢を重ねれば重ねただけ抜歯は大変になるそうです。

それと学生で時間もあったから。親知らずは出来るだけ早く抜いた方がよいというのは本当です。無駄に10年が経過してしまった・・・・。妊娠中じゃなくて本当に良かったけども。


それからもまれに歯茎が腫れることがあったのですが、抗生物質を飲んだり、レーザーで歯肉を焼いて取っちゃったり(これちょっと痛かったよ)という応急措置でやり過ごしていました。


そんな中、歯茎が腫れてまた歯医者へ。

すると先生が「もう何度か腫れてるし、下2本の親知らず抜いちゃったほうがいいよ」と。

私は「あ、そうですかー。じゃあ抜いちゃってくださーい」なんて呑気な返答をしたら。

「これ、水平埋伏でかなり深い場所にあるからここじゃ出来ないよ。紹介状を書くから口腔外科で抜いて」と。

その後

・神経とくっついてるっぽいから(CT取らないと分からない)、もしかしたら麻痺や味覚障害が残るかもしれない
・1週間は痛みとかなりの腫れが出る
・切開して縫うから喉の肉が引っ張られて1週間位、風邪の症状の様な喉の痛みが出る
・入院もある

という説明を受けて真っ青に

本当は先生は自らがご出身の都心にある大学病院を薦めたんだけど、子供がいるし都心まで何度も通うのが大変。入院なんかしたら家族にも来てもらうのも負担がかかると

一番近い病院に口腔外科にしました。自転車で15分。車で10分かからない。

一応、ネットで評判などを調べ、悪くはなさそう(情報は少なかったけどね)だったので、ここに紹介状を書いてもらうことにしました。これが後々大正解だったんですけどね。


ちょうどその時は年末だったので

「年末は抜歯はしないと思う。正月休みの間に予後が悪くなると困るからね」と先生がおっしゃるので

「うーん・・・どうしよう・・・。子供の関係で本当は冬休み中の方がいいのに・・・・」なんて言いつつ、病院へ予約の電話をすると

「二ヶ月先までいっぱいです」ってマジか

という訳でそれまで親知らず話は進まず。


それどころか年末年始を挟み、そこでも歯茎が腫れてしまって、辛いお正月を過ごす羽目に。

 

お正月が明けて、かかりつけの歯医者へ駆け込み抗生物質をもらって歯茎の腫れはひきました。


1月末に初めての口腔外科体験。

二人先生がいらっしゃって、ベテランの部長先生と若い女性の先生。私は若い方の先生でした。

とてもハキハキしていて感じがいい先生です。

まずはレントゲン。

写真を見て

「うーん、これはかなり難しい手術になると思います。とりあえずCTを撮ってみないと分からないけど、局所麻酔の中でも頭がぼんやりする静脈下麻酔という局所麻酔をおすすめします。そうすると1泊入院となります。左右1本ずつ順番に抜きます」

と言われ「あー、入院かぁ・・・子供を親にお願いしないとだめだ」と思いつつ、2月の頭に手術の予約をしました。


そしてCTの結果が出た1週間後。

・水平埋伏かつ場所が深い
・顎の骨の中にほとんど埋まっている
・神経に沿ってべったり生えている
・場所が深いのと時間がかかるので、局所麻酔だと効かないor途中で切れる可能性がある

という訳で

全身麻酔でいきます。手術前日から入院してもらって5泊6日の入院です」

まーーーじーーーかーーーーーー!!

それも、「全身麻酔は体に負担がかかるので何度も出来ない」という理由で左右いっぺんに抜くことに。後々考えると、何度も痛い思いをしなくて済んだので、私はこの方が良かったです。


全身麻酔初体験だったのですが、まさか親知らずの抜歯で体験する羽目になるとは思わず。でも歯を舐めたらいけません。大事ですもんね。

全身麻酔の場合、全身麻酔に耐えられる体かどうかを確認するために事前に全身検査が必要です。再検査の可能性もありえるので、最低手術の2週間前までに受けます。大体手術の1ヶ月から2週間前がベストです。

検査は

・レントゲン
・心電図
・血液検査
・検尿
・肺活量等の呼吸器系の検査

でした。

私の場合は喘息患者なので、そこは先生も慎重になってらっしゃいました。

喘息患者のくせに、肺活量が平均女性の1.3倍もあるというまさかの結果にも驚きつつ、無事に全部の検査をクリア。


手術は子供が春休みに入ってからすぐにすることにしました。

手術日を押えて「はあ、まずは一安心」と思いきや


3月に入り子供がまさかの肺炎。

治るのに2週間以上かかり、その間の看病疲れか私はまさかのインフルエンザB型に感染。

インフル陽性が出たのが手術の4日前で、内科の先生には「手術なんて絶対に無理だからすぐに口腔外科に連絡して」と言われ慌てて病院に電話をしたら奇跡的に?1週間の延期で済みました。

それ以上の延期になっちゃうとまた全身検査のやり直しになり、子供の春休みも終わってしまう○| ̄|_と心底困ったのですが、本当にラッキーでした。


インフルエンザも無事治り、家の掃除や細々とした用事も済ませ、さあ入院だーーーー!!


2へ続きます

副鼻腔炎手術体験記番外編

退院後は先生から鼻うがいをするように言われたので、アマゾンで慌てて探して買いました。

 

ハナクリーンα(スタンダードタイプ鼻洗浄器)

ハナクリーンα(スタンダードタイプ鼻洗浄器)

 

 これのデラックス版(もうちょっとサイズが大きい)を買いました。

 

「鼻うがい」というと何となく怖いけれど、これが全然痛くはありません。すっきりします。

風邪や花粉症予防に1日1回は鼻うがいを続けています。

 

最初は専用の鼻うがい器を使い、ぬるま湯に専用の鼻うがい薬を足して作って鼻うがいをしていましたが、今はぬるま湯に食塩を適量足して食塩水を作ってやっています。

 

決して真水でやってはいけません。飛び上がるほど沁みますよ!

 


さて、今日は番外編。お金のことです。


大体の金額はネット上のレポートなどを見て調べておきました。3割負担で窓口支払いは35万円程。

 

高額療養費で帰ってくるとは言え、以前やった親知らず手術(これも後々レポートします)の時は術後4ヶ月位でやっと還付されました。

 

手術をすると言うと病院から事前に「限度額適用認定証」を取っておくことを薦められます。

 

これを使うと収入に応じた限度額を窓口で払うだけで済むのです。3割負担分払っても後々高額療養費で戻ってくるなら同じことですし、まとまった大きい金額を払うのが負担という方もたくさんいらっしゃると思いますので(もちろんうちも)。

 

申請方法は各健康保険組合に申請します。

私は元夫の扶養下でしたので、元夫の会社の健康保険組合のホームページから申し込み書をダウンロードして記入して会社に提出しました。

 

その後すぐに「限度額適用認定証」が発行されますので、それを持って入院に臨みます。

入院時に限度額適用認定証と保険証を提出すればOK。


明細書を見ると全部で1,172,680円とあります。

そのうち限度額で支払った金額は89,160円で、これに食事代6,240円と文書代(医療保険会社への提出用文書)5,400円が加わり、合計100,800円を支払いました。


前回の親知らずの手術時に私の医療保険会社は「親知らずの抜糸は手術給付金の範囲外」ということ手術自体はカバーされず、入院給付金のみが給付されました。

 

今回の慢性副鼻腔炎は手術給付金と入院給付金の給付対象になりました。お蔭で今回の入院手術費用は全額こちらの保険金でカバーされるであろうとみてます。ありがたい。

 

但し、慢性副鼻腔炎は手術給付金の対象となりますが、鼻茸のみの処置は給付対象外でした。この辺りは手術前に保険会社へきちんと確認をして、入院前に医師に書いて頂く診断書の書類を貰っておくとスムーズです。


大まかなところはありますが、私の慢性副鼻腔炎手術レポートは以上になります。

 

そして手術から1年後。再発もなく、先生から「卒業です!」のお言葉を頂き卒業をしました。

 

但し、「汚い色の鼻水が出たらこれを飲むように」と「セレスタミンステロイドと抗アレルギー剤の合剤)とクラビット(抗菌剤)」をワンセット5日分を服用する旨の指示を受けました。

 

手術から3年は経ちますが、お蔭様で再発は今のところありません。あったとしても日常生活に相当な影響が無い限りもう手術はカンベン~。

 

ただ、手術は受けて本当に良かったです。ゾレアとのダブル効果のお蔭か花粉の時期も全く大丈夫ですし、鼻をすすることが無くなりました。大変だったけど、相当のリターンはあったと思います。

 

 

読みづらい、分かりづらい箇所もたくさんあるかと思いましたが、今後こちらの手術をされる方の参考になれば幸いです。

副鼻腔炎手術体験記4

[術後七日目]

 

朝の処置時の「まだ右側の鼻の中が結構腫れている」とのこと。その奥に溶けるガーゼなどがまだ結構溜まっていて、それが悪さをしているそうです。

 

ただ、鼻が腫れているからその奥に吸引棒が入らない様子で、長い綿棒などを2本鼻の奥に入れて鼻腔を広げるも取れない様子。こんな太くて長いものが二本も鼻に入るのか!!

 

ピンセットのようなもので鼻の腫れている部分をギューっと摘ままれました。

 

もうね!!!!!血の気がひく程痛い!!!!!思わず「あああああ・・・・」と声が出てしまい、涙が出てしまいました。

 

その後余りの痛みに目がチカチカして吐き気がし、気が遠くなり立っていられなくなりました。看護師さんに支えられ病室に戻ります。脂汗ビッショリでした。


先生も「明後日の退院は無理かもしれない」と仰りました。私も無理だろうな。とても帰れないと思っていました。


この頃、立ち上がってトイレなどに行くとグワアアアア~~~ンと激しい目眩がするようになります。

 

先生にお話したら


「運動不足です。辛いとは思うけれど、もうちょっと動かないといけないよ。売店に行ったりしなさい」と言われました。


ちょっと辛かったけれど、談話室へ行ったり売店に行ったりしたら翌日には良くなりました


この日は父が来てくれました。昨日の母たちの面会時よりはちょっと楽になりました。


ガーゼが取れてからも綿球&マスクは続けているので口呼吸です。だから食事をしても味はしないし、匂いもしないんだなと思っていました。

この日、綿球を取ってみて香りが強いハンドクリームの香りを嗅いでみました。


ら!!!!全く香りがしないんです。「え????」と思って先生に聞いてみると、手術の影響で一時的に嗅覚が無くなっているそうです。回復には月単位でかかると言われびっくり。


その後、コインランドリーで洗濯などをしてみました。毎日家族に来てもらうのは申し訳ないので。


改善しない症状に段々憂鬱になってきました。

 

[術後八日目]

 

夜中に息苦しさや寝汗をかき、何度も着替えをして朝になりました。

 

まだ痛み、微熱、息苦しさは残っています。明日退院出来る気がしないな~と思っていたら、案の定腫れが残っていて退院出来ないと言われます。

 

ちょっとガッカリはしましたが、自分でもしっかり治して帰りたいという気持ちが大きかったので納得しました。


その後、夕方になりもう一度先生がじっくり鼻の処置をして下さいました。かなり鼻の奥のものを吸いだして頂けたようで、ここを境に少しずつ症状が改善してきます。

 

ガーゼなど体に異物が入っていれば、体は熱を出してそれを攻撃しようとするので当然の体の反応なのですが、体力は消耗します。もう1週間近くこんな感じなので。

 

息苦しさは鼻の腫れなどに影響されている様子で、酷かったら喘息の先生に相談するように言われました。


症状はまだありますが、少しずつ食べられる量も増えていき、完食することも出来るようになりました。


この日は下剤の影響でお腹を下しました。これは整腸剤を飲んで下剤をやめたら治っていきました。

 


[術後九日目]

 

本当は退院の日だったけれど、退院出来ず。

しかし、昨日の夕方の処置が効いて若干の寝汗や息苦しさは感じたもののかなり眠れました。

 

この日はシャワーも入ります。

 

朝、先生が「腫れも大分いい。明日退院していいですよ」とおっしゃっりました。ヤッター!!!

 

やっぱり処置をされると痛むので痛み止めを。鼻の奥をぐりぐりされるので顔面痛と頭痛になります。

ですが、この日は微熱も取れて大分良くなった気がします。

食事の時だけは綿球を取っていいと言われ、そしたら少しだけ嗅覚が戻ってきていました!そのお陰で食事も味が分かるようになってきて美味しいです。

 

病室で横になっていると息苦しいし、退屈だし、気分も落ち込むので出来るだけ談話室でテレビを見たり雑誌を読んだりして過ごしました。


さあ!!明日は退院だ!!!

 

[術後十日目]

 

ついに退院の日です。

 

朝の処置時に注意点を聞きます。

 

・綿球とマスクは次回外来時(1週間後)までは必ずつけること。但し食事とシャワー時は除く。
・お風呂は禁止。シャワーのみ
・運動は禁止。軽い家事は可能
・1日1回、鼻うがいをすること

 

以上です。結構、再度出血して入院という人がいるそうなので、この点だけは気を付けたいと思います。

 

綿球をしていると結局口呼吸なので結構苦しいんですよ。

嫌だな~と思っていると先生がその理由を教えて下さいました。


昔は傷というのは乾かすと治りが早いと言われていましたが、今は「湿潤療法」と言って湿度100%環境下の方が傷の回復が圧倒的早いということが分かったのだそうです。

 

キズパワーパッドというバンドエイドはその療法のもので、先生もキズパワーパッドは治りが全然違うとおっしゃっていました。私もこのバンドエイドを使った方が治りが全然早いなと思っていたところです。


なので、綿球で鼻栓をして鼻の中を湿らせることにより傷の回復を早くするそうです。ちょっと息苦しいですけど仕方がないですね。


まだ療養中ということで、実家でお世話になっていますが、今は加湿器をガンガン使って口呼吸の苦しさと乾きに対応しています。とにかく病室は乾燥していたので


その後会計をし、薬を貰い、外来の予約や注意点を聞き、さあ退院です!


日曜日まで来て下さり処置をして頂いた先生、看護師さん、スタッフさんに大感謝です。本当にありがとうございました。


タクシーで実家へ向かいました。


かなり疲れているかなと思いましたが、姪の相手をしたりは出来ました。子供とも会えてひと安心です。家族にも感謝しています。

 

これでひとまず手術&入院レポートは終わりです。次回は番外編を書きます。

 

※※※「副鼻腔炎の手術&入院をするにあたり、必要なものなどがあれば教えて欲しい」という内容のコメントを頂きました。

 

「はっ!確かに、これは共有事項だわ!」と思い、私が入院中に「あったら良かったもの」を書いておきますね。

 

「飲み物」&「ウィダーインゼリーなどの流動食」

術後しばらくは完全口呼吸となります。口が乾くので飲み物は必須です。特にポカリスエットのようなイオンドリンクがいいのでしょうが、とりあえず飲めれば何でもいいと思います。術後一番最初はお水かな。先生のご指示に従って下さい。

2~3日の「鼻にギッチリガーゼ期間」は私の場合、食欲が全く無くて食べられなかったのでウィダーインゼリーがあればいいかな。無くても食べられなければ点滴が入るので問題はありませんが。

 

・カサカサ音のしないビニール袋

術後、鼻血や痰を口から出します。それを拭き取ったティッシュだったり、鼻の綿球を捨てたりするのにベッドの柵にゴミ袋をくくりつけておきました。

しょっちゅうゴミを捨てるので、個室じゃない場合、ビニール袋の「カサカサ」が他の患者さんの迷惑になる可能性があります。私は柔らかくてペラペラした黒いビニール袋(中が見えないので)を持って行きました。看護士さんは「わざわざこんな袋良かったのに~」とおっしゃっていたので、半分は自己満足かな?^^;

 

・リップクリーム

完全口呼吸になるため、唇が乾燥します。鼻に綿球をつけっぱなしのため、私はずっとマスクをしていましたが乾燥すると困るので持って行った方がいいです。

 

鼻セレブ等の柔らかいティッシュ2箱

術後の経過や先生の処置にもよりますが、鼻から出血があります。それを口から出します。しょっちゅうそれを拭うためにティッシュが必要となります。普通のティッシュだと擦れて口周りの皮膚が切れると思いますから、柔らかいティッシュがあるといいです。

私はとりあえず2箱で足りましたが、出血の量によってマチマチです。病院側からは「3箱用意して」と言われました。

 

・耳が痛くならないマスク

マスクをつけっぱなしとなりますので、耳が痛くならないマスクがあるといいです。これは日常つけてみてご自身に合うものを試された方がいいです。

 

・多めの着替えとフェイスタオル

術後に熱が出ることは普通なのですが、私は熱が1週間以上続きました。夜中も寝汗をかくことが多く、しょっちゅう汗を拭いたり着替えをしていました。途中から自分で洗濯をしていましたが、術後3日位は動けないので、多めの着替えを持っていかれた方が安心です。

 

・イヤホンやヘッドホン

術後3日位は熱や顔の痛み等でスマホを見る元気がありませんでした。その間ずっと目を閉じてラジオを聞いていました。あると便利かな。

 

・ふりかけ

入院中はおかゆや白いご飯が多いので、ふりかけがあると気分転換になっていいかも(笑)

 


続きます。

副鼻腔炎手術体験記3

[術後二日目]

 

眠れなかった理由の一つに「枕が無いので、頭が平坦になると痰がつまり、苦しくて目が覚めてしまう」ということがありました。


術後は頭を高くされているのですが、枕が無いので喉が伸びて痰が喉の奥に溜まって苦しいんです。

 

朝になり、看護師さんに「枕ならあるよ」と言われ「先に言ってよ…」。

 

枕を首の後ろ入れたら息苦しさが少しは良くなりました。フラッフラになりながらベッドを90度近くまで起こし、やっとウトウト出来ました。

 

朝はおかゆ、お昼から常食に戻りますが、ガーゼがぎっしり鼻の中に入っているし、息苦しいし、とても食べる気にはなれませんでした。

 

なので、この日は点滴で栄養補給となりました。抗生剤も点滴で入れます。しかしその他の薬(喘息の薬なども)全部経口で飲みます。薬を飲むのがやっとでした。ご飯はほぼ食べられませんでした。

 

ガーゼ生活は本当にキツイです。つばを飲み込むだけで頭の中で変な音?が聞こえるし本当に辛い1日でした。

 

加えて37.5℃の微熱も出始めました。とにかく頭が重くて顔が痛く、疲れるのでアイスノンを頭の下に入れて、ほぼ1日中目を閉じて横になっていました。

 

カロナールというアセトアミノフェン(弱い)の痛み止めで何とかしのげました。

 

血液はほとんど出なくなりましたが、鼻水のようなものと痰が辛かったです。

 

この日は携帯を見ることすら出来ませんでした。


[ 術後三日目]

 

この日は両鼻2枚ずつ入っているカーゼを1枚ずつ抜く日です。これが抜かれると大分楽になるよと言われます。

 

ただ、ガーゼ抜きは「痛い!鼻から脳みそえぐり出されるようだ!」と聞いていました。でもガーゼが入っていることによる諸々の苦しさの方がよっぽど辛いので早く取って欲しくて仕方がなかったです。

 

先生が「息を吸って~吐いて~吸って~吐いて~~」の「吐いて~~」でズルズルズル~~とガーゼが抜けました。多少は痛いですが、そんなには痛くありません。先生の腕もあるかな?

両鼻のガーゼを抜きます。少しは楽になりました。

 

「食事はせめて半分食べてくれないと、また点滴ですよ」と言われ、今日は何とか半分位ずつ食べました。

 

この日も微熱は続きます。

頭痛と首の後ろ、顔面(両ほほ)、目の上が痛くてカロナールでは我慢が出来なくなりました。

 

何故弱い痛み止めなのかと言いますと、喘息だからです。「アスピリン喘息」という痛み止めに反応するタイプの喘息の方が結構いらっしゃって、その方にはロキソニンなどの痛み止めは禁忌となります。

 

私はアスピリン喘息ではなく、喘息の先生にロキソニンを処方して貰っていましたが、多くの病院ではアスピリン喘息対策に喘息患者というとカロナールしか出して貰えないことが多いです。

 

こちらの病院でもそれは言われていたので嫌な予感はしていました。私はカロナールが効かないのです。

 

案の定、我慢出来ない痛みになり、痛みによる吐き気が出てきたので「ロキソニンを飲んでも大丈夫なので、お願いします」と半泣きで先生にお願いしました。

 

ロキソニンを出してもらい、少しは良くなりました。この日も携帯を見る元気はありませんでした。

 

大分長くなって参りましたが、入院期間が長いものでまだまだ続きます(^^;宜しかったらどうぞ続きをご覧下さい。

 

[術後四日目]

 

今日で鼻のガーゼが全部抜けます。両方一枚ずつ抜いて終わり。この日も多少の痛みでガーゼは抜けました。

 

そして点滴が取れます。これからは抗生剤なども全部経口投与となります。

食欲は少しずつ戻りますが、この日も頭痛、顔面痛、微熱はあります。

 

ネブライザー(鼻の吸入)が朝晩と始まります。

アスピリン喘息はありませんが、鼻が詰まっているせいなのか?手術の後からずっと気管支が痛く、若干息苦しい感じがします。

 

シャワーを勧められましたがまだ入る気にはなれませんでした。

 

[術後五日目]

 

少しずつ携帯を見たり出来るようになりますが、微熱や痛みは相変わらずで、食事は半分位しか取れません。

 

鼻の奥に小さい溶けるガーゼがまだ入っているそうで、その影響があるんだろうと先生はおっしゃります。まだまだしんどい日が続きます。


前回の親知らずの手術時に比べて段違いのしんどさがあります。

 

この日はシャワーに入りました。すっきりサッパリです。術後初めてのシャワーでした。

 

 

[手術六日目]

 

痛み、微熱、気管支の苦しさは相変わらずで、この日は特に昼頃に調子が悪くなりほとんど昼食が取れませんでした。

 

午後に母、息子が面会に来ました。途中も目を瞑ったりもたれかかったりすることが多く、すごく疲れました。

 

とは言え、夕方になり食欲が戻ってきました。夜になると疲れたのか痛みはあります。

 

中々回復しないので「あと三日で退院出来るのかな・・・?」という気分になってきました。

 

シャワーを薦められましたが、微熱が辛くて入る気にはなれませんでした。

 

続きます

副鼻腔炎手術体験記2

さて手術当日です。手術まで禁飲食です。

 

私の手術内容は

 

内視鏡下鼻内手術
下甲介粘膜切除術
鼻中隔弯曲矯正術

 

の3つの手術を同時進行で行います。もちろん両方の鼻の穴をします。

 

分かりやすく説明すると

 

内視鏡で、し骨洞という鼻の奥の空間の部屋の壁を取っ払って通りやすくし(慢性副鼻腔炎の手術)
腫れている鼻の中の粘膜を切除してアレルギー反応を起こりにくくし(アレルギー性鼻炎の手術)
鼻の真ん中の骨が曲がっているので削って真っ直ぐにして鼻の通りを良くして
鼻茸(膿が入ったポリープ)を切除する」


という手術です。


私の手術は一番ということで朝8時半からの予定です。

トイレに行き、手術着に着替えて歩いて手術室へ向かいます。


手術室にはたくさんの先生や看護師さんが待機してらっしゃいました。口腔外科の先生が見学させて頂きますとご挨拶を下さいました。私の主治医はまだいらっしゃいません。麻酔が効いた後にいらっしゃったのでしょう。

 

私の腕の血管は曲がっていて細く、太い点滴針が入らずにいつも苦労されます。今回は腕は無理と判断されて、すぐに手の甲から針を入れられました(ちょっと痛かったけど、腕の血管よりはマシ)。

腕から麻酔を入れられ、15を数える前に意識を失いました。


「○○さん!○○さん!」と言われ目が覚めます。

「ああ、終わったんだな・・・・」と朦朧とした意識下で思いました。

 

覚醒を確認された後、気管に入ったチューブを抜きます。これがとても苦しいと聞いていたので正直怖かったのですが、ぼーっとしていた間に抜かれてしまったのでよく分かりませんでした。

 

麻酔による吐き気などが無いか自分で確認しました。吐き気等はありませんが、鼻はガッチリ詰まっていてもう口呼吸しか出来ません。

 

ストレッチャーで病室へ運ばれました。

時計を見たら1時過ぎ。実質4時間半程手術室に入っていました。

その後、酸素マスクをしながら2時間は寝たまま安静。

痛みが出てきたので座薬を入れてもらいましたが余り効かず、点滴での痛み止めを入れて貰ったのでした。

 

鼻の手術は出血が多いのが特徴です。

鼻から流れる血液を飲んでしまうと、胃は血液を消化出来ず、嘔吐します(吐き気が出ます)。

 

なので、口から血液を吐き出さなければいけません。手術前にティッシュを2~3箱用意しておくように言われていました。(このティッシュは「鼻セレブ」等の柔らかいティッシュがオススメです。何度も口を拭うので、普通のティッシュだと荒れて口周りが切れると思います)

痰のようなものが喉に詰まっているだけで、血液のようなものは降りてきません。

 

が、急にこみ上げてくる感覚に襲われ、慌てて起き上がり、口からゲボッと吐血しました。シーツにまで飛ぶほどの吐血をしてしまいました。

 

そして酸素マスクをしながら痰のようなものを堪え、血で染まった鼻の綿球を自分で変えなければいけません。綿球もただ鼻に入れればいいのでは無く、自分で固く丸めて入れないと血液をしっかり吸ってくれないのです。

 

これを術後の朦朧とした状態でこなすのは本当にキツかったです。

 

ゲボーっと吐血しているのに看護師さんが「自分で綿球替えます?」みたいなことをサラッとおっしゃって「はあ!?」と思いました(苦笑)まあ、結局自分で替えたけど。

 

その後2時間して歩いてトイレに行きますが、痛み止めの点滴も入ってきてフラッフラ。目もろくに開けていられません。看護師さんに付き添われてトイレに行ったら生理になっていました・・・。

 

準備はしていましたが、術後の生理は本当にしんどいです。出来れば生理前は外した方がいいです。手術の刺激で生理が前倒しになってしまうこともあるので。

 

男性医師の「生理でも手術には支障ありません」は信じてはダメです(^^;手術には支障が無くても、術後に生理の手当てをするのは想像以上にしんどいです。点滴ポールを押して歩くのもやっとの状態でトイレへ行くので精一杯ですよ。ホント!


その後水を飲むことだけは許可されます。食事は禁止です。苦しくて飲む気はしませんでしたが、いかんせん口が乾くので水をちょびちょび飲みました。余り飲むと吐き気がするそうなので、少しだけ飲んで終わりです。300ml位は少しずつ飲んだかな。


鼻に目一杯ガーゼが詰まってますので、声も小声しか出ない、鼻呼吸は出来ない、口は乾く、痰は溜まる、血は吐き出さないといけない、綿球はすぐに血で染まるので交換、頭痛と顔の痛みで30分ウトウトするのがやっと。

 

夜は気管支拡張剤の点滴を入れてから痛み止めの点滴をして貰いますが、結局ほとんど一晩中眠れずに朝になりました。


続きます。

副鼻腔炎手術体験記1


今から約三年前に副鼻腔炎の入院手術をしました。せっかくなので副鼻腔炎の診断から手術までの詳細なレポートを書いていこうと思います。

 

手術後は正直「こんな辛いことを思い出してレポートを書くのはしんどいかも」と思いましたが(怖がらせてごめんなさい)、私の経験が参考になることがあればこれ幸いと書き残しておくことにしました。

 

私は以前から喘息と花粉症がありました。花粉の時期や季節の変わり目は鼻水が出て鼻がムズムズすることはありますが、鼻から膿が出たり、副鼻腔炎の症状を自覚していなかったのでそんなに鼻の症状を意識することはありませんでした。

 

それよりも私は喘息の症状の方が辛かったので、まずは喘息の方を集中的に治そう!と喘息で著名な先生のところへ行ったのです。

 

喘息の先生の元で一通り診て貰うと「あなた鼻が悪いでしょ?いつも鼻をすすってるよ」と。

「そうですか?花粉症位はありますが・・・」

という訳で鼻のCTと内視鏡の写真を撮ると

 

「これはだめだ。耳鼻科の先生のところへ紹介するわ」と言われて耳鼻科へ行ったのが8月。こちらも著名な先生で紹介状から2ヶ月待ちました(実はこの先生は3年待ちが当たり前で2ヶ月で診てもらえた私はすごくラッキーだったのです)。

 

いざ、内視鏡で診ようとするも「あ、これは中が腫れていて内視鏡じゃだめだわ。すぐにCTを」と言われ、CTを。

 

結果

・膿のポリープがある
・鼻全体の腫れ
・鼻の真ん中の骨が曲がっている

等が見られ、私の好酸球の値が高い(30以上)ことを知って「好酸球副鼻腔炎」と診断されました。

投薬(マクロライド系の抗菌薬)や点鼻などを続けてきても改善が見られない、喘息もそこそこ重い、ということで先生は「今すぐの必要はないが、手術での治療が一番良い」という結論を出されました。

私は喘息や風邪のひきやすい体質を改善すべく即刻で手術を決めました。

 

「手術は1週間以上の入院となります」と言われ、小学生の子供のことをまずどうしようかと思いました。

「時期を考えたいので次の診察の時にお返事します」と答えて帰宅しました。

母と相談したら「インフルエンザの季節になる前にして欲しい」と言われました。うちの子供は体が弱く、去年も「溶連菌→ウィルス性胃腸炎→インフルエンザ」と一ヶ月間待ったなしでずっと病気をして最後に入院という運びになりました。


次の診察で「10月なら手術が空いています」と言われ、「ではその時に」と決めました。

 

 

看護師さんに手術の内容な持ち物を聞きます。

「鼻という部位ですので、出血も多く、それを飲み込むと吐き気がします。血液は吐き出して下さい。そのためにティッシュは2~3箱、枕元に置くごみ袋も10枚以上あるといいですよ」と言われ、「こりゃ大変なことになったぞ」。


色々調べたら、「ゴミ袋はスーパーのゴミ袋はカサカサと音がして同室の方の迷惑となるのでやめた方がいい。音のしないゴミ袋がいい」という記事をいくつか見つけました。

なので黒で中が見えず、音のしないビニールの小さいゴミ袋を買って持っていきました。準備が大変そうだなというのが第一印象でした。

 

 

入院当日。

 

午前中に入院をして、まずは肺活量など呼吸器の検査。

 

その後外来で医師から手術の説明等を詳しく聞き、手術同意書にサインをします。ここで呼吸器その他問題ナシということで入院手続きを済ませ、無事に入院です。

 

持病の喘息やごく軽いですが食物アレルギーがあるので、医師、薬剤師、栄養士さんなどが立ち替わり病室にやってこられてとても忙しかったです。

 

 

最後に麻酔科の先生とお話をして終了です。

 

実は私は喘息の治療で使った内服ステロイドが原因(とされる)で、副腎不全の状態です。

 

副腎皮質ホルモンは別名「ストレスホルモン」を言われ、ストレスがかかった時や病気になった時に通常より多く出て免疫を強化すると言われています。

 

そのストレスの最たるものが「外科手術」であり、手術の際は通常のステロイドの10倍程度を体内に入れないといけないと言われます。それがないとショックを起こし、最悪の場合は命を落とすことになるのだそうです。

 

そのことについて麻酔科の先生とも話をして、手術の前後に点滴でバックアップステロイドを入れることになりました。


夕食を食べ、シャワーを浴びて入院初日は終了です。

私は午前中の手術のため、夜9時以降は飲食禁止となりました。


睡眠薬を貰っても興奮と緊張から余り眠れませんでした。

 

続きます。