私がこれまでに経験したことを書くブログ

私がこれまでに経験したこと感じたことを書くブログです。

副鼻腔炎手術体験記4

[術後七日目]

 

朝の処置時の「まだ右側の鼻の中が結構腫れている」とのこと。その奥に溶けるガーゼなどがまだ結構溜まっていて、それが悪さをしているそうです。

 

ただ、鼻が腫れているからその奥に吸引棒が入らない様子で、長い綿棒などを2本鼻の奥に入れて鼻腔を広げるも取れない様子。こんな太くて長いものが二本も鼻に入るのか!!

 

ピンセットのようなもので鼻の腫れている部分をギューっと摘ままれました。

 

もうね!!!!!血の気がひく程痛い!!!!!思わず「あああああ・・・・」と声が出てしまい、涙が出てしまいました。

 

その後余りの痛みに目がチカチカして吐き気がし、気が遠くなり立っていられなくなりました。看護師さんに支えられ病室に戻ります。脂汗ビッショリでした。


先生も「明後日の退院は無理かもしれない」と仰りました。私も無理だろうな。とても帰れないと思っていました。


この頃、立ち上がってトイレなどに行くとグワアアアア~~~ンと激しい目眩がするようになります。

 

先生にお話したら


「運動不足です。辛いとは思うけれど、もうちょっと動かないといけないよ。売店に行ったりしなさい」と言われました。


ちょっと辛かったけれど、談話室へ行ったり売店に行ったりしたら翌日には良くなりました


この日は父が来てくれました。昨日の母たちの面会時よりはちょっと楽になりました。


ガーゼが取れてからも綿球&マスクは続けているので口呼吸です。だから食事をしても味はしないし、匂いもしないんだなと思っていました。

この日、綿球を取ってみて香りが強いハンドクリームの香りを嗅いでみました。


ら!!!!全く香りがしないんです。「え????」と思って先生に聞いてみると、手術の影響で一時的に嗅覚が無くなっているそうです。回復には月単位でかかると言われびっくり。


その後、コインランドリーで洗濯などをしてみました。毎日家族に来てもらうのは申し訳ないので。


改善しない症状に段々憂鬱になってきました。

 

[術後八日目]

 

夜中に息苦しさや寝汗をかき、何度も着替えをして朝になりました。

 

まだ痛み、微熱、息苦しさは残っています。明日退院出来る気がしないな~と思っていたら、案の定腫れが残っていて退院出来ないと言われます。

 

ちょっとガッカリはしましたが、自分でもしっかり治して帰りたいという気持ちが大きかったので納得しました。


その後、夕方になりもう一度先生がじっくり鼻の処置をして下さいました。かなり鼻の奥のものを吸いだして頂けたようで、ここを境に少しずつ症状が改善してきます。

 

ガーゼなど体に異物が入っていれば、体は熱を出してそれを攻撃しようとするので当然の体の反応なのですが、体力は消耗します。もう1週間近くこんな感じなので。

 

息苦しさは鼻の腫れなどに影響されている様子で、酷かったら喘息の先生に相談するように言われました。


症状はまだありますが、少しずつ食べられる量も増えていき、完食することも出来るようになりました。


この日は下剤の影響でお腹を下しました。これは整腸剤を飲んで下剤をやめたら治っていきました。

 


[術後九日目]

 

本当は退院の日だったけれど、退院出来ず。

しかし、昨日の夕方の処置が効いて若干の寝汗や息苦しさは感じたもののかなり眠れました。

 

この日はシャワーも入ります。

 

朝、先生が「腫れも大分いい。明日退院していいですよ」とおっしゃっりました。ヤッター!!!

 

やっぱり処置をされると痛むので痛み止めを。鼻の奥をぐりぐりされるので顔面痛と頭痛になります。

ですが、この日は微熱も取れて大分良くなった気がします。

食事の時だけは綿球を取っていいと言われ、そしたら少しだけ嗅覚が戻ってきていました!そのお陰で食事も味が分かるようになってきて美味しいです。

 

病室で横になっていると息苦しいし、退屈だし、気分も落ち込むので出来るだけ談話室でテレビを見たり雑誌を読んだりして過ごしました。


さあ!!明日は退院だ!!!

 

[術後十日目]

 

ついに退院の日です。

 

朝の処置時に注意点を聞きます。

 

・綿球とマスクは次回外来時(1週間後)までは必ずつけること。但し食事とシャワー時は除く。
・お風呂は禁止。シャワーのみ
・運動は禁止。軽い家事は可能
・1日1回、鼻うがいをすること

 

以上です。結構、再度出血して入院という人がいるそうなので、この点だけは気を付けたいと思います。

 

綿球をしていると結局口呼吸なので結構苦しいんですよ。

嫌だな~と思っていると先生がその理由を教えて下さいました。


昔は傷というのは乾かすと治りが早いと言われていましたが、今は「湿潤療法」と言って湿度100%環境下の方が傷の回復が圧倒的早いということが分かったのだそうです。

 

キズパワーパッドというバンドエイドはその療法のもので、先生もキズパワーパッドは治りが全然違うとおっしゃっていました。私もこのバンドエイドを使った方が治りが全然早いなと思っていたところです。


なので、綿球で鼻栓をして鼻の中を湿らせることにより傷の回復を早くするそうです。ちょっと息苦しいですけど仕方がないですね。


まだ療養中ということで、実家でお世話になっていますが、今は加湿器をガンガン使って口呼吸の苦しさと乾きに対応しています。とにかく病室は乾燥していたので


その後会計をし、薬を貰い、外来の予約や注意点を聞き、さあ退院です!


日曜日まで来て下さり処置をして頂いた先生、看護師さん、スタッフさんに大感謝です。本当にありがとうございました。


タクシーで実家へ向かいました。


かなり疲れているかなと思いましたが、姪の相手をしたりは出来ました。子供とも会えてひと安心です。家族にも感謝しています。

 

これでひとまず手術&入院レポートは終わりです。次回は番外編を書きます。

 

※※※「副鼻腔炎の手術&入院をするにあたり、必要なものなどがあれば教えて欲しい」という内容のコメントを頂きました。

 

「はっ!確かに、これは共有事項だわ!」と思い、私が入院中に「あったら良かったもの」を書いておきますね。

 

「飲み物」&「ウィダーインゼリーなどの流動食」

術後しばらくは完全口呼吸となります。口が乾くので飲み物は必須です。特にポカリスエットのようなイオンドリンクがいいのでしょうが、とりあえず飲めれば何でもいいと思います。術後一番最初はお水かな。先生のご指示に従って下さい。

2~3日の「鼻にギッチリガーゼ期間」は私の場合、食欲が全く無くて食べられなかったのでウィダーインゼリーがあればいいかな。無くても食べられなければ点滴が入るので問題はありませんが。

 

・カサカサ音のしないビニール袋

術後、鼻血や痰を口から出します。それを拭き取ったティッシュだったり、鼻の綿球を捨てたりするのにベッドの柵にゴミ袋をくくりつけておきました。

しょっちゅうゴミを捨てるので、個室じゃない場合、ビニール袋の「カサカサ」が他の患者さんの迷惑になる可能性があります。私は柔らかくてペラペラした黒いビニール袋(中が見えないので)を持って行きました。看護士さんは「わざわざこんな袋良かったのに~」とおっしゃっていたので、半分は自己満足かな?^^;

 

・リップクリーム

完全口呼吸になるため、唇が乾燥します。鼻に綿球をつけっぱなしのため、私はずっとマスクをしていましたが乾燥すると困るので持って行った方がいいです。

 

鼻セレブ等の柔らかいティッシュ2箱

術後の経過や先生の処置にもよりますが、鼻から出血があります。それを口から出します。しょっちゅうそれを拭うためにティッシュが必要となります。普通のティッシュだと擦れて口周りの皮膚が切れると思いますから、柔らかいティッシュがあるといいです。

私はとりあえず2箱で足りましたが、出血の量によってマチマチです。病院側からは「3箱用意して」と言われました。

 

・耳が痛くならないマスク

マスクをつけっぱなしとなりますので、耳が痛くならないマスクがあるといいです。これは日常つけてみてご自身に合うものを試された方がいいです。

 

・多めの着替えとフェイスタオル

術後に熱が出ることは普通なのですが、私は熱が1週間以上続きました。夜中も寝汗をかくことが多く、しょっちゅう汗を拭いたり着替えをしていました。途中から自分で洗濯をしていましたが、術後3日位は動けないので、多めの着替えを持っていかれた方が安心です。

 

・イヤホンやヘッドホン

術後3日位は熱や顔の痛み等でスマホを見る元気がありませんでした。その間ずっと目を閉じてラジオを聞いていました。あると便利かな。

 

・ふりかけ

入院中はおかゆや白いご飯が多いので、ふりかけがあると気分転換になっていいかも(笑)

 


続きます。