私がこれまでに経験したことを書くブログ

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親知らず全身麻酔抜歯手術入院レポ1

 

手術ネタが続いちゃってちょっとアレなんですが、前に親知らずを抜いたんですよ。

 

但し、「全身麻酔下で1週間入院で抜歯」という結構珍しいケースだったんですよね。なので、こちらもこれから経験される方がいらっしゃるかもしれないのでレポートで残しておこうと思います。

長い記事になりそうなので、数回に分けて書かせて頂きます。

ではレポートします。


親知らずの存在に気づいたのが大学4年の頃かな。奥歯の更に奥の歯茎が若干腫れて歯医者に行ったのが初めでした。

水平埋伏だったので、完全に歯茎の中に埋もれて親知らずがあることに全く気がつきませんでした。レントゲンに映った親知らずを見てビックリした記憶があります。

しかしすぐに腫れが治ってしまったのと、先生が「まあ抜かなくてもいいんじゃない?」とおっしゃったので放置していました。

今考えると、この時抜いておけばよかったよ・・・。

何故かというと、若いうちの方が骨などの組織が柔らかいから。年齢を重ねれば重ねただけ抜歯は大変になるそうです。

それと学生で時間もあったから。親知らずは出来るだけ早く抜いた方がよいというのは本当です。無駄に10年が経過してしまった・・・・。妊娠中じゃなくて本当に良かったけども。


それからもまれに歯茎が腫れることがあったのですが、抗生物質を飲んだり、レーザーで歯肉を焼いて取っちゃったり(これちょっと痛かったよ)という応急措置でやり過ごしていました。


そんな中、歯茎が腫れてまた歯医者へ。

すると先生が「もう何度か腫れてるし、下2本の親知らず抜いちゃったほうがいいよ」と。

私は「あ、そうですかー。じゃあ抜いちゃってくださーい」なんて呑気な返答をしたら。

「これ、水平埋伏でかなり深い場所にあるからここじゃ出来ないよ。紹介状を書くから口腔外科で抜いて」と。

その後

・神経とくっついてるっぽいから(CT取らないと分からない)、もしかしたら麻痺や味覚障害が残るかもしれない
・1週間は痛みとかなりの腫れが出る
・切開して縫うから喉の肉が引っ張られて1週間位、風邪の症状の様な喉の痛みが出る
・入院もある

という説明を受けて真っ青に

本当は先生は自らがご出身の都心にある大学病院を薦めたんだけど、子供がいるし都心まで何度も通うのが大変。入院なんかしたら家族にも来てもらうのも負担がかかると

一番近い病院に口腔外科にしました。自転車で15分。車で10分かからない。

一応、ネットで評判などを調べ、悪くはなさそう(情報は少なかったけどね)だったので、ここに紹介状を書いてもらうことにしました。これが後々大正解だったんですけどね。


ちょうどその時は年末だったので

「年末は抜歯はしないと思う。正月休みの間に予後が悪くなると困るからね」と先生がおっしゃるので

「うーん・・・どうしよう・・・。子供の関係で本当は冬休み中の方がいいのに・・・・」なんて言いつつ、病院へ予約の電話をすると

「二ヶ月先までいっぱいです」ってマジか

という訳でそれまで親知らず話は進まず。


それどころか年末年始を挟み、そこでも歯茎が腫れてしまって、辛いお正月を過ごす羽目に。

 

お正月が明けて、かかりつけの歯医者へ駆け込み抗生物質をもらって歯茎の腫れはひきました。


1月末に初めての口腔外科体験。

二人先生がいらっしゃって、ベテランの部長先生と若い女性の先生。私は若い方の先生でした。

とてもハキハキしていて感じがいい先生です。

まずはレントゲン。

写真を見て

「うーん、これはかなり難しい手術になると思います。とりあえずCTを撮ってみないと分からないけど、局所麻酔の中でも頭がぼんやりする静脈下麻酔という局所麻酔をおすすめします。そうすると1泊入院となります。左右1本ずつ順番に抜きます」

と言われ「あー、入院かぁ・・・子供を親にお願いしないとだめだ」と思いつつ、2月の頭に手術の予約をしました。


そしてCTの結果が出た1週間後。

・水平埋伏かつ場所が深い
・顎の骨の中にほとんど埋まっている
・神経に沿ってべったり生えている
・場所が深いのと時間がかかるので、局所麻酔だと効かないor途中で切れる可能性がある

という訳で

全身麻酔でいきます。手術前日から入院してもらって5泊6日の入院です」

まーーーじーーーかーーーーーー!!

それも、「全身麻酔は体に負担がかかるので何度も出来ない」という理由で左右いっぺんに抜くことに。後々考えると、何度も痛い思いをしなくて済んだので、私はこの方が良かったです。


全身麻酔初体験だったのですが、まさか親知らずの抜歯で体験する羽目になるとは思わず。でも歯を舐めたらいけません。大事ですもんね。

全身麻酔の場合、全身麻酔に耐えられる体かどうかを確認するために事前に全身検査が必要です。再検査の可能性もありえるので、最低手術の2週間前までに受けます。大体手術の1ヶ月から2週間前がベストです。

検査は

・レントゲン
・心電図
・血液検査
・検尿
・肺活量等の呼吸器系の検査

でした。

私の場合は喘息患者なので、そこは先生も慎重になってらっしゃいました。

喘息患者のくせに、肺活量が平均女性の1.3倍もあるというまさかの結果にも驚きつつ、無事に全部の検査をクリア。


手術は子供が春休みに入ってからすぐにすることにしました。

手術日を押えて「はあ、まずは一安心」と思いきや


3月に入り子供がまさかの肺炎。

治るのに2週間以上かかり、その間の看病疲れか私はまさかのインフルエンザB型に感染。

インフル陽性が出たのが手術の4日前で、内科の先生には「手術なんて絶対に無理だからすぐに口腔外科に連絡して」と言われ慌てて病院に電話をしたら奇跡的に?1週間の延期で済みました。

それ以上の延期になっちゃうとまた全身検査のやり直しになり、子供の春休みも終わってしまう○| ̄|_と心底困ったのですが、本当にラッキーでした。


インフルエンザも無事治り、家の掃除や細々とした用事も済ませ、さあ入院だーーーー!!


2へ続きます