私がこれまでに経験したことを書くブログ

私がこれまでに経験したこと感じたことを書くブログです。

アリの行動観察(夏休みの自由研究)

病気ネタばっかりが続いていますので、ここでちょっと違う話を。

 

毎年5月頃から「今年の子供の夏休みの自由研究はどうしようか・・・」と考えています。

 

一昨年は「珍しい生き物」、去年は「おばけエビ(シーモンキー)の飼育」。

 

去年のおばけエビが結構可愛くて面白かったので、今年も出来れば生き物系がいいなぁ~と思いながらネット検索。

 

「あ!これなら比較的簡単に出来そう!!!」と早速アマゾンで注文したのがこちら。

 

アリのす観察キット (科学と学習PRESENTS)

アリのす観察キット (科学と学習PRESENTS)

 

 

実は最初にこの砂のタイプではなく、ゲルタイプ(ゲルに蟻が穴を掘っていく)を買ってしまったのですが、ゲルタイプは「蟻が穴を掘り始めるまで1~2週間かかります」と書いてあったこと(中の説明書に書いてあった)、レビューを見ると「蟻がゲルに足を取られて溺れていた」や「早くに全滅してしまった」という内容が多かったのです。

 

既に夏休みが始まっていたので「これからスタートまでに2週間かかるのか・・・。しかも早々に全滅するなんてリスクが高いわ・・・」と別の飼育キットを調べた結果、この砂タイプの飼育キットを見つけた訳です。

 

すぐに届き、飼育セットの通りに茶色と白色の砂を2層に敷きます。

 

そしてこのキットの一番便利なところ。キャップ部分が「アリの捕獲ケース」になっているんです!

 

アリの捕獲には注意点がいくつかあります。まず、アリの捕獲は手で直接触ってはいけないそう。というのも、人間の手指には色々な常在菌やウィルスが付着していて、それでアリに触れるとアリが弱ってしまうからだそう。

 

なので、「アリを捕まえる時は割りばしなどに伝わせて飼育ケースに入れるように」とあります。でもそれって結構難しいですよね?

 

もう一つの注意点は 「同じ巣のアリ同士を捕獲しなければいけない。他の巣のアリを一緒に買うとお互いに攻撃し合ってしまう」という点です。大体同じところを歩いているアリは同じ巣の仲間でしょうが、もし違ったらかわいそうですよね。

 

この飼育キットは上部キャップ部分(青色のキャップ)がアリの捕獲ケースになっており、そこにエサ(ハチミツ)を入れてアリがいる場所に置いておけば、その中にアリが入ってくれ、それを本体にセットするとアリが土の方へ移動してくれるという仕組みになっている訳です。


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ハチミツを入れていざマンションの下へ。

 

本当は黒くて大きいクロヤマアリがいれば良かったのですが(というか、このキットは「クロヤマアリを使って下さい」と注意書きがあります)、うちのそばでは余り見ません。

 

うちのマンションの植え込み部分ではアズマオオズアリがいました。隊列を組んで歩いているので、その途中に捕獲キャップケースを置いてみました。

 

30分位見ていたのですが、アリたちは様子を見ているだけで中に入りません。

 

仕方がないので、そのままケースを置いて家に帰りました。

 

1時間経過して様子を見に行くも、まだアリはほとんど入っていませんでした。また家に戻って2時間経過。

 

そこでまた見に行くと、今度は入っていました!!!大体10匹位かな。本当はもうちょっと欲しかったのですが、「この位にしておくか」とキャップを本体にセットしました。

 

やはりアリは様子を伺って、中々飼育ケース本体に移動しません。

 

30分位すると「勇気ある1匹」が本体に移動しました。1時間位経過するとほぼ全部が本体に移動しました。

 

「おお!これはずっと見ていられる!」とばっかりに眺めることしばし。

 

捕獲から2時間ほどすると土を掘り始めました。

 

そして2日目には横に広がる通路が出来始めました。


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途中でエサ(ハチミツ)を垂らしたり、少し水を入れたりして飼育を続けます。

 

飼育を始めて5日目には下や横へどんどん巣が広がっていきます。


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10日目位になると巣の通り道も太くなります。そろそろ完成のようで、これ以上はもう土を掘らなくなるようです。


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そんな感じで2週間が経過。自由研究のネタとしての取れ高はOKです。これにてアリの生態観察は終了~~。

 

説明書には「観察が終わったらアリを元の場所に戻してあげましょう」と書いてあるんですよね。

 

私もそのつもりでいたのですが、聞いたところによると「元の場所に戻してしまうと、元の場所のアリたちは捕獲されたアリたちを忘れてしまっていて、仲間と認識してもらえずに捕獲されていたアリは攻撃されてしまう」のだそうです。

 

人間の勝手でアリを捕獲しておいて、いらなくなって元に戻したら攻撃されて・・・というのも酷な話です。

 

なので、アリはそのまましばらく飼ってみることにしました。どうなるか分かりませんが、出来るだけ長く飼ってみたいです。

 

「失敗したらどうしようかな~」と思っていましたが、無事に成功してホッとしました。比較的に簡単に出来て面白いので、この観察はオススメします!!

 

*私はアズマオオズアリで飼育して成功しましたが、本来はオススメ出来ませんのでご注意下さい。

 あと、「ヒアリ」がいることもあります!!刺されると非常に危険なので、よく確認をして下さいね。