我が家の防災備蓄について~その1~
災害の多い日本で暮らすには「備え」が必要だと思います。
結婚していた頃からちょっとだけ備えはしていたのですが、防災備蓄への意識がガラッと変わったのは東日本大震災でした。
関東南部の住まいのため、平常通りの生活はほぼ出来ましたが、
・震度5強の揺れ
・輪番停電
・飲んでも大丈夫なレベルだけど水道水に放射性物質が混入
ということがありました。
他にも買い占めや物流が滞ったことにより
・お米、水が手に入らない(ネット購入などでしのいだ)
・納豆、ヨーグルトなどの発酵食品が1か月以上スーパーから消えた
・3日程は余震や福島第一原発、放射能がどうなるのか分からなかったので外出出来なかった
ことがありました。
東日本大震災を経験して、結婚していた家でもそこそこの備蓄はしていました。
離婚して実家に出戻ってからは家族4人分の食料や避難についてしっかりと見直しをして今に至ります。
まず、「災害時にどのような行動を取るか」という大前提を考えました。
我が家は「避難は不可能。自宅で何とか持ち堪える在宅避難とする」と決めました。
と言うのも、我が家の周りはタワマンや大規模マンションが立ち並ぶ地域で、避難所がどう考えても足りません。避難所は息子が通っていた小学校のみです。そこに周辺住民が全員避難するなんてどう考えても無理です。
確か、東京都の場合、避難所に避難できるのは全都民のうち30%程度だと聞いたことがあります。
うちはマンションの中層階なので、水害の時も多分沈むことはないと思われます。頑丈なマンションのため、建物が倒壊するほどの災害は考えづらいです。
以前は逃げられるように「避難用リュック」を作っていましたが、「在宅避難」という方向になったので「避難用リュック」はバラしてしまいました。
さて、避難はしないで家に籠城するとなると2パターンの災害生活を想定することとなります。
一つは「地震や水害によってライフラインが遮断されたパターン」、もう一つは「パンデミックやその他事象で長期間外出が出来ないパターン」の二つです。
もっと家が広ければこれに「食料危機が訪れたパターン」も加えたいのですが、今の我が家の広さでは大量の食糧を貯蔵するのは不可能なので、このパターンは外します。
まず一つめの「地震や水害によってライフラインが遮断されたパターン」です。
これはまず「目標1週間」を目安にしています。
さすがに1週間経てば水や救援物資も来るのでは?と判断してのことですが、南海トラフなどの大規模な震災があった場合はちょっと厳しいかもしれませんね。
ちなみに我が家の食料備蓄は「ローリングストック法」です。
以前は乾パンや災害用の缶詰に入ったパンを買っていたのですが、割高なのと余り美味しくなくて食べるのに難儀したこともあり、あくまで日常で食べているものを少し多めにストックしてぐるぐると新しいものを買い換えては回している状態です。
缶詰は余り食べませんが、味のついた鯖缶や焼き鳥缶でしたら普段のおかずに紛れ込ませても大丈夫です(笑)
以下、防災グッズや食料備蓄です。
・マスク
・キャンプ用のランタン
・ロウソク
・チャッカマン
・ラジオ
・乾電池
・ソーラーパネル付き蓄電池(扇風機程度なら動きます)
・アルミの毛布
・トイレの便座につけて使えるポータブルトイレ120回分(これだと1週間はもちませんね)
・使い捨ての皿、紙コップ、箸などの食器類
・サランラップ(お皿の上にのせて使えばお皿を無駄にしなくて済む)
・カセットコンロ&ボンベ6本(ボンベ1本で強火で1時間使える)
・ウェットティッシュ
・畳める給水袋2つ&背負える給水袋3袋
(背負えるタイプは友人に教わりました。確かに給水車が我が家の下にくるとは思えないし、そこまで水を貰いに行って、多分止まっているであろうエレベーターは使えず階段で昇るとなると手で水を持って運ぶのは無理。背負えるタイプは絶対にいいと思う)
・桃の缶詰1つ、やきとり、とり照り焼き、サバ醤油、サバ味噌の缶詰3つずつ
・カップラーメン類20個
・インスタントラーメン2パック
・レトルトカレー10個
・マルチミネラル&ビタミン錠剤
・プロテインパウダー
・お菓子類
・水
・パックご飯20個
我が家4人家族がパックご飯20個で1週間はもたないので、出来る限り土鍋などでご飯を炊いてパックご飯を温存しておきたいと思います。
災害時に土鍋でご飯を炊く方法はNHKのサイトから引用します
本来でしたらもう少しストック出来たらいいのでしょうが、いかんせん場所がないのでこの程度が限界です。ポータブルトイレはもう少し追加しようかなと思っています。
ローリングストック法は日頃の食料と防災備蓄を兼ね備えた備蓄方法なので、経済的負担がほぼないのがいいですね。
但し、気を付けないと賞味期限やガスボンベの期限が切れてたなんてことがあるので定期的にチェックが必要です。
水やガスボンベは特に忘れがちなので、私は期限を自分のグーグルカレンダーに入れて忘れないようにしています。
続きます。