我が家の防災備蓄について~その2~
以上の記事に続きになります。
続いては「パンデミックやその他事象で長期間外出が出来ないパターン」の場合です。
日本では今のところこのようなことはありませんが、今回のコロナでは上海などロックダウンで1か月以上、住んでいるマンションから出られないなんてことがありましたね。
上海では国から食料の配給が中々届かず、マンションの住人間で協力して野菜やお肉などを卸売り業者から買ったなんてこともあったそうで、中々大変だったみたいです。
また、東日本大震災のようにパニック買いや物流が止まってしまうことにより、スーパーから物が消えるということも大いに考えられます。
実際、コロナ流行の始まりの頃はトイレットペーパーが手に入らなくなったり、ウクライナロシアの戦争では周辺のヨーロッパ諸国で食料の買い占めが起こったりもしました。
日本も今後の状況ではいつ何時そうなるか分からないなと思います。
ライフラインは届いている長期間の在宅避難としましては
「三大栄養素が摂れている状態」と「生活用品がある状態」と「医薬品がある状態」この3つがあればとりあえずは凌げると思います。
まずは「三大栄養素が摂れている状態」。つまり「食事」ですね。
ライフラインは来ているので、料理は出来ます。
我が家はサブ冷凍庫もあり、そちらにカットしておいた冷凍野菜や下味のついた肉、揚げるだけやレンジでチンするだけの冷凍食品もストックしてあります。
これらをひたすら調理していきます。
お米30kg~40kg、パスタ5kg、乾麺のうどん5kg、そば5kg、小麦粉5kg、片栗粉3㎏、乾物少々(切り干し大根、干ししいたけ、ひじき、マロニー、青大豆など)、その他ミートソースやトマト缶、ホワイトソースの素、デミグラスソースパウチ、マーボー春雨の素やグラタンの素、数種類ずつのふりかけやおにぎりの素、海苔、豆乳10本などの加工品も常に買ってあるので、今、ロックダウンで外に出られなかったとしても1か月は普段通りの食事が出来るとは思います。
小麦粉をもう少し増やしてもいいかもしれません。小麦粉があればうどんやナン、お好み焼きなどの粉物が作れます。
あと、ビタミンBと食物繊維を補うためにもち麦や押し麦などの麦があっても良いと思います。うちも昔はもち麦や押し麦を入れてご飯を炊いていたのですが、ここ数年私が小麦アレルギーが出るようになってきたのでやめてしまいました。残念。
長期ロックダウンになったら、牛乳とか納豆や生のお魚の類はちょっと厳しいですけど、その他ならなんとかなりそうです。
おかずの量を減らして炭水化物多めの生活にすれば1か月半は大丈夫。2か月過ぎになると厳しくなるかもしれません。お米は大丈夫でしょうが、たんぱく質や脂質、食物繊維が厳しくなってくるかもしれません。
そんな時のために
・ビタミンC
・プロテインパウダー
・難消化性デキストリン(イージーファイバーと同じ)
・キレート鉄
があります。これらは日頃サプリメントとして摂っており、常にストックが家にあります。難消化性デキストリンはお米やお味噌汁に入れています。
これで何とか3か月いければいいなと思います。
これらに加えて醤油は3~5本、油3本以上、めんつゆ3本、料理酒2本以上、ケチャップ&マヨネーズ3本以上、砂糖3袋以上、塩3袋は基本ストックしています。他の調味料も大体1本はストックがあります。
長期の在宅避難となると、気分転換に甘いものも食べたくなるかもしれません。
そんな時にササッとマフィンやパウンドケーキ、ドーナツなどが作れるようにホットケーキミックスと板チョコを3枚ほど準備してあります。
例えば製菓用のバターや卵、牛乳が無かったとしてもサラダ油や豆乳で代用出来たり、卵が無くても美味しく出来るレシピはたくさんネットにあります。
ホットケーキミックスを使えばまず失敗しないので安心です。
お子さんがいるご家庭ではオススメです。一度、試しに作ってみてはいかがでしょう?
こんな感じで、しょっちゅうストックを覗いてはローリングしてます。
そして「生活用品がある状態」
これもストックしかないですよね。
洗剤類、シャンプー類、歯磨き粉、石鹸、ティッシュ、トイレットペーパー、サランラップ、ゴミ袋などの生活必需品ですね。女性は生理用品、赤ちゃんはおむつやおしりふき、ミルクなどもちょっと多めに買っておくといいです。
今はこれらも少し多めにストックしてます。本当は家が狭くなってしまって嫌なのであんまりストックしたくないんですけど、ウクライナの戦争がどうなるか見通しが立たない状況やら、進む円安やら、うっすら聞こえる食糧危機やら色々とありそうなので、我が家は念のためストック多めにしています。
最後に「医薬品がある状態」
薬局で買えるOTC薬は少し多めに買っておくこと。風邪薬、頭痛薬、胃腸薬を始め、包帯やバンドエイド、抗生物質の塗り薬、ステロイドの塗り薬、抗菌目薬1回分ずつになっているもの(結膜炎やものもらい)は出来るだけ用意しておくことをおすすめします。
病院で医師に処方してもらう薬はちょっとだけ多めに貰えたら貰えるようにしておくといいです。
私の主治医の患者さんたちは重症喘息の患者ばかりで、コロナ禍になって皆さん外出を控えて対面診察キャンセルが相次いだようです。
電話で症状を伝え、問題が無ければ(普段通りならば)お薬だけ郵送してもらうという形も多かったそうです。
私も子宮卵巣の摘出手術を受けた時は喘息の病院には行かれず、電話で症状を話し、問題が無かったので薬だけ発送してもらいました。
それで事なきを得られればいいのですが、災害で物流が混乱して届かないなんてことも十分に考えられます。
「飲まなくてもちょっとの間なら大丈夫な薬」ならいいのですが、私が飲んでいるコートリルのような「飲まないと死に直結する薬」は「薬が届かない」では困ります。
私は主治医に相談して少し多めに手元に薬をおいておける量を処方してもらいました。
処方制限のある薬ですと難しいですが、そうでなければ事情を話して少し多めにもらいましょう。出来れば7日分ストックがあるといいそうです。こちらもローリングストックが基本です。お薬手帳も忘れずに!
こんな感じで防災備蓄をやっています。南海トラフの富士山噴火に備えてゴーグルも買っておこうと思いつつまだ買えてないです。
最後に「情報にはふりまわされず、適切に判断して行動する」ことが大事だなと今回のコロナ禍ではつくづく感じました。
不織布マスクは呑気に構えていたために出遅れて買えなかったのですが、トイレットペーパーは買えました。
ロイターのニュースを見ていたら「香港でトイレットペーパーの買い占めが起きている」というニュースがあったんです。
「コロナが原因で買い占めが起きてるとしたら、日本でも3日から1週間で同じことが起こるな」と思ったので、その場ですぐにトイレットペーパーを買い回りました。それから3日後、ドラッグストアからトイレットペーパーが消えました。
職場の同僚も生理用品をとりあえず大量に買っていました。その後すぐに店頭から生理用品が無くなりました。
こんな感じでぼちぼち防災やってます。災害が起こらないことが一番なんですけど、備えあれば憂いなしです!