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私がこれまでに経験したこと感じたことを書くブログです。

宅建の合間に同時進行で3か月~FP3級合格体験記

5月に受けたFP3級の合否発表がありました。

 

無事に合格していました~~。事前に金財のHPで発表された模範解答で合格点には達していましたがやっぱりドキドキしますね。ホッとしました。

 

元々受けるつもりが無かった試験だけど、一応勉強して緊張しながら試験を受けて、受かったらそりゃ嬉しいものですね。ありがたや~~。

 

しかしなんだってド素人の私がFP3級を受けたのか。

 

家族が全員金融関係で、父も母もFP3級(各々FP以外の金融系の資格も有り)を持っています。知り合いにも多いです。

 

そこで。

 

・これから受験予定の宅建と少しばかり内容が被っているから

 

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投資信託を始めたこともあり、ちょっとだけ金融商品の勉強をしたから

・簿記2級を受けた時、同じ部屋の人(後述)に「次はFP3級受けます~」派が多かったから

・再就職に向けて取れる資格は全部取っちゃいたかったから

・社会勉強の一環として保険や金融や年金のことを知っておきたかったから

 

ざっとこんな感じです。

 

先ほどちょっと触れた「部屋」の話。

 

簿記の試験を受けた時に一人で悶々とやっているとモチベーションが続かない時があるんですよ。「ついサボっちゃおうかな・・・」ということもある訳です。

 

そんな時に「みんチャレ」というアプリを知りました。みんチャレはそれぞれの目標(何でもいい)を掲げたチームを作り、5人1チームでその目標達成のために「今日こなしたチャレンジを写真で送信」し、励まし合うというアプリです。

 

私は簿記2級の部屋に入り、そこに3か月程在籍していました。

 

 

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そこの方々は「簿記2級が終わったらFP3級と宅建を取りたいな」という方が多かったんですね。

 

確かに「簿記、宅建、FP3級があれば再就職の際にもアピールできるんじゃないかな?」と思ったことと、母の「3級は楽勝よ~~」という声に半ば騙されて?軽い気持ちで受験することにしました。

 

ここでFP3級の試験内容についてちょっと説明を。

 

FPとは「ファイナンシャル・プランナー」のことです。以下、FPについて日本FP協会のHPより拝借しました。

 

『人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。』

 

FP3級はその中で「初級編」と言われる級ですね。

 

ちなみにFPの試験は「金融財政事情研究会(通称:金財)」と「日本FP協会」という二つの団体がやっています。どちらで取得しても「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」であることに変わりはありません。

 

私は金財で受けました。今考えると「日本FP協会の実技の方が簡単」という話もありましたので、そちらで受ければよかったかもとも思っています。

 

金財で受けた理由は

 

 ・母も金財で受けていたから

 ・金財の方が受験者数が多く、受験地の選択肢が多いらしい?

 

ということを聞いていたというだけです(笑)正直、勉強すればどっちでもいい、と思います。

 

FP3級の試験は「学科」と「実技」に分かれます。学科はFP協会も金財も同じ問題が出ます。

 

実技は

金財の場合「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」の2種類から選べます。保険屋さんだったら保険顧客資産相談業務を受けるのでしょうね。

 

日本FP協会の実技は「資産設計提案業務」です。

 

「実技」と言っても、お客様相手にロールプレイングする等の類ではなく、学科と同じようにマークシート方式のペーパーテストです。

  

私の場合、実技は「個人資産相談業務」を選択しました。

 

実技の個人資産相談業務を選んだ理由は「投資信託を始めてちょっと勉強した」ことと「自分の将来のライフプランを立てられたらいいな」ということで決めました。

 

試験は午前中に学科試験2時間、お昼を挟んで午後に実技試験1時間で終了です。何気に長い^^;

 

金財はその日の17時30分に模範解答がHP上にアップされますから、自分の解答を問題用紙にメモしておけば(問題用紙は持ち帰れます)、自分の点数が分かります。

 

 

さてさて実際の勉強方法です。

 

勉強方法は独学。5月受験だったので勉強期間は3か月弱でした。「1日30分やればいいでしょ~」とかなりナメてましたね。宅建と同時進行で勉強してましたし。

 

教材は「テキスト1冊と問題集1冊だけ買う」と決めました。独学です。

 

アマゾンでレビューを見て比較的良かったのと、「出来るだけシンプルで分かりやすそうなものを」と決めたのがこの2冊。

 

 

'19~'20年版 FPの学校 3級 きほんテキスト【オールカラー】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

'19~'20年版 FPの学校 3級 きほんテキスト【オールカラー】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

 

 

 

'19~'20年版 FPの学校 3級 これだけ! 問題集【オリジナル予想模擬試験つき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

'19~'20年版 FPの学校 3級 これだけ! 問題集【オリジナル予想模擬試験つき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

 

 

テキストの方は確かにまとまっているなという感じはしましたが、ちょっと内容が薄いので「?」という言葉があっても説明が無かったりということもしばしば。

 

結局ネットで調べながら進めたこともしばしばでしたから、もうちょっと中身の濃い本でも良かったかもしれません。

 

一日分約30分~1時間弱で出来るようになっていて、それが30日分。1か月でテキスト1周出来るという構成になっています。これは無理のない範囲で勉強が出来ていいと思いました。

 

内容は年金の部分が分かりづらかったですね。ただでさえ複雑なところなので、もうちょっと分かりやすく丁寧に書いてくれたら嬉しかったです。

 

問題集の方はちょっと問題が少な目ですが、難易度はちょうどいいと思います。テキストと問題集が同じというのはやっぱり分かりやすいですね。

 

勉強方法はテキスト一日につき一日分を進めて1周させました。

 

その後問題集に入り、問題集を解いては分からないところをテキストで戻り・・・という作業を繰り返していました。

 

最初は学科のところだけを3回転させました。それから実技に入ります。この頃薄っすらと頭に入ったかなという感覚はありました。

 

次に実技の問題へ。

 

「え?!良く分かんない!?!?」が感想です(笑)

 

年金関係や相続の辺りが全然判っていないということが判明。テキストを確認しながらぼちぼちやっていたら当初の予定より全然遅れてしまいました。まあ、GW辺り中だるみもしてましたが^^;

 

「これ、ちょっと問題に慣れないとまずいかも」と思い始め、金財のHPへ。

 

金財のHPでは過去7回分の過去問と模範解答が公開されています(ありがたい)。過去3回分プリントアウトして解いてみました。

 

ま~実技が出来ない。結構余裕こいてたんですが「あれ?これヤバイかもしれない」と気づいたのが試験1週間前。

 

「これはちょっとちゃんとやらないとだめだ!」と宅建の勉強をストップさせて、ラスト1週間はFPの勉強に集中しました。と言っても一日3時間程度だったかな。

 

問題集の実技は1回転しかやらず、FPの過去問の方を2~3回転させて試験に臨みました。

 

無料なんだから当たり前ですが、金財で配布している過去問と模範解答はただ解答の番号(マークシート)が書いてあるだけで、解説はもちろんありません。

 

それを一つずつテキストで確認していく時間が惜しかったのでネットで探したところ、過去問を一問ずつ解説して下さっているFPさんのサイトを見つけました。

https://fp3test.com/info.html

この方の解説が分かりやすく、非常に助かりました。お蔭で大幅な時間節約と理解を深めるのに役に立ちました。ありがとうございました!

 

試験前日は子供の運動会ということもあり、ヘットヘトに疲れてしまいました。予定が立て込む時はそんなもんです。前日は夜の9時頃から1時間弱勉強しただけで早めに休みました。

 

そして試験当日、何故か子供が6時前から起床して寝不足。前日の疲れもあり、コンディション最悪。とりあえず試験へ。電卓と受験票は忘れずに!

 

試験へ持っていった教材はテキストと過去問(答えと要点を書きこんだもの)を数回分です。

 

最初は学科。学科の試験が始まる前までは学科の見直しをひたすらしていました。

 

「実技より学科の方が簡単!」と思っていたのですが、今回学科が難しく感じました。途中全然「分からないいいい!!!」ところもあり、「これもしかするとヤバイいんじゃないか?」と思いました。

 

結果、45/60でクリアでした。合格基準は36/60(問)です。もっとギリギリかと思いましたがとりあえずホッ。

 

学科は1時間ちょっとで途中退出し、お昼ご飯を食べ、午後の試験まで会場で実技の勉強をしていました。受験会場は都内の某大学でしたから、学内にあるベンチでご飯を食べて、勉強をしていました。

 

いざ試験。

 

実技の方が学科よりも簡単な印象を受け、ちょっと拍子抜け。

 

30分程度で終了しましたが、途中退室が出来ないのでぼーっとしていました。もちろんマークミス等のチェックや見直しはしましたよ^^

 

「多分これは大丈夫だわ」と手ごたえを感じ、家に帰宅しました。

 

帰宅して「あーとりあえず終わった~。ちょっと休憩~」なんてしてたら、あっという間に金財の模範解答発表。

 

答え合わせをして実技の方は80点/100点でこちらも無事クリア。合格基準は60点/100点です。

 

大体の合格率は80%程度なので、きちんと勉強すれば受かる試験だと思いますが、ナメてると落ちます(笑)私のように直前焦ります。

 

そりゃー3級と言えど、覚える範囲は多いし、あくまで検定試験ですからそんなに簡単では意味がないですよね。

 

今後、「FP3級取っておいて良かったな~」という場面が来ることを祈りつつ、今年の資格試験後半のラスボス(前半のボスは簿記2級)「宅建」に向けて頑張りたいと思います。

 

 

 

1か月勉強すれば楽勝~MOS 2013 Word, Excel Specialist合格体験記

以前よりずっと受けたいなと思っていたMOSのWordとExcel。「受けたいな」と思ってから早3~4年。遅いよ。いつの間にかVer.2016も出てるし。

 

いつまで経っても重い腰は上がらず、やっと「今年は簿記2級が終わったら3月中にMOSを取るぞ!」と決意。

 

ただし、私のPCに入っているバージョンは2013。しかも4年近く前に買った独学用の教材ももちろん2013。

 

まあ、2013でもいいよね~と受験してきましたのでその記録をば。

 

今から20年位、windowsが一般に出回り出した頃、大学に入学しました。そこでノートPCを一人一台買わされて、大学(経済学部)で「自分が今何をやっているのかも良く分からない」状態から一通りOfficeの操作を授業で習いました。

 

その後、レポート等は全てWord,Excel,Power Pointで提出、社会人になってもOfficeを使っていました。

 

が、それから10年。子育てで仕事を離れ、Officeを使うことはほとんどありませんでした。

 

2013を使うにあたり「あ、すごい進化してる」と変化に戸惑いましたが、基本的な操作はさほど変わらないので大丈夫でした。一応、ブラインドタッチは出来ます。

 

 

使った教材はこの2冊だけです(正確にはこの前の版です)。

 これからは2016を取られる方が多いでしょうから、2016版を載せておきます。

 

 

 

 

一冊2000円位したので、安い買い物ではないですが、付属のCD-ROMで模擬試験5回分入っています。これがかなりお勧めです。解答解説がアニメーションだったり、不正解問題だけ復習出来たりと大変便利でした。

 

勉強日数はWordが10日、Excelが14日の予定です。

 

 

そして申し込み。

 

MOSには一斉試験(年に1、2回)と随時試験があります。一斉試験はオンラインや郵送で申し込みが出来るそうですが、私は自分の受けたいタイミングで、且つ近所が良かったので随時試験にしました。

 

最初はWordの申し込みをしました。Excelとの同時受験もアリなんでしょうが、確実に受かりたかったので1教科ずつ勉強して1教科ずつ受けました。

 

だって受験料が1科目10000円以上するんですよ!!!簿記の試験より、FPの試験より、宅建の試験より、MOSが一番高い!!落ちるのだけは勘弁!!!

 

近所のPC教室に申し込みに行き、受験料を払い、試験日を待ちます。その教室は週に3回程度試験を開催していました。

 

 

いざ、勉強。

 

最初は律儀に頭からぽちぽちやっていたのですが「あああああ!つまんないよ、これ!!!」とやる気を無くしたので、「テキストを読む→操作」はやめていきなり模擬試験から入りました。

 

最初は「何これ、全然出来ない・・・・」と愕然としました。しかも試験は約10日後。

 

しかしながら、「とりあえず問題を解いてみる」→「すぐに解答のアニメーション解説を見る」を繰り返していると自然と覚えていきました。

 

模擬試験5回分こなす頃には80%以上取れるようになっていたので、「あ、これは大丈夫だな」と安心しました。

 

当日、試験を受けに行き、説明を聞き、問題の形式の画面を読んでいると・・・・。

 

「あれ・・・?模擬試験でやってた画面と違う・・・・」

 

はい。2015年から試験画面が変更になったそうです!!!ウィンドウの数が減っていたりの変更がありましたが、試験の内容に変更は無く問題はありませんでした。

 

私が使っていた本が古すぎて以前の試験画面だったんですね。びっくりした。

 

まあ、その場で読めば何とかなったんで、まあヨシとしましょう。教材は新しいものを準備された方がいいです(当たり前)。

 

ただ試験中に「これ、絶対にシステムエラーでしょ!」と思うところがあり、そのせいで表が崩れてしまうことがありました。

 

試験官の方に説明しても「操作に関することはお答え出来ない。リセットするしかない」と言われるも、既に半分以上が経過・・・。

 

「仕方がない。落ちたら落ちただわ」とそのまま続けました。

 

試験時間よりも早く終わり、ざっと見直して50分が終了。

 

結果はその場で分かります。

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1000点中925点で無事合格しました。

 

合格証書は1か月前後で自宅に郵送されてくるそうです。

 

 

そして次はExcel

 

こっちの方がちょっと難しそうだなと2週間程時間を空けました。

 

Excelも同じように模擬試験から解きました。こちらの方がやっぱりちょっと難しかったです。

 

大体模擬試験を2回ずつ×5回分で10回程度解きました。こちらも大体8~9割出来たので本日試験に行って参りました。

 

途中、「あ、関数分からない」という問題が2つほどありましたが、無事合格~~。

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Wordと1点差でしたね。

 

大体の勉強時間は一日1時間から2時間程度を1か月弱ですかね。

 

普段Officeをお使いの方であれば、1か月あれば全然大丈夫だと思います。

 

 

次のFP3級の試験(5月)まで資格試験はお休みです。お疲れ様でした。

料理をしながら

 現在、複数の資格取得を同時進行で進めているので以前のように「ぼーっとテレビを観る」時間がなくなりました。

 

簿記の勉強をしている時に「テレビを観る」という習慣が既に無くなってしまったのですが、観たい番組があります。

 

とは言え、観る番組は大体TOKYO MXの「5時に夢中」か「バラいろダンディ」位なもの。上記2つの番組は常にTV画面を観ずに耳から聞くだけでも十分楽しめます。

 

「テレビを流しながら料理をすればいいんじゃない」と思われるかもしれませんが、換気扇の音や炒め物の音等でテレビの音はほぼ聞こえません。

 

そこで録画をした番組をスマホに転送し、ワイヤレスのイヤホンで料理中にテレビを聞くことにしました。なんて便利な時代なんだろう。

 

当初はスマホをエプロンのポケットに入れ、普通のイヤホンで試したのですが、鍋の取っ手などにイヤホンのコードが引っかかって危ない。

 

そこでワイヤレスイヤホンを買うことにしたのです。

 

買ったのはこちら。

 

 「とりあえず聞こえれば何でもいいや」と選びました。

 

このイヤホンはマイク付きで通話にも使えるので便利ですね。着信があっても料理の手が止まることなく通話が出来るのはありがたい。

 

ただ、右耳の方から「サー」というノイズ音が聞こえます・・・。これはBluetoothイヤホンでは仕方のないことみたいですね。あと、音量ボタン部分がすこぶる熱くなる!ちょっと怖い。取り替えてもらおうかしらと思っております。うーん。

 

 

毎日大体1時間は料理をしているため、この時間を有効活用出来るのは嬉しいです。

 

今は便利なものがたくさんあるんですねぇ。

やった!野菜が!

この二年程、異様に野菜が高いですよね。

 

安い時期は夏の間の短い期間だけ。

 

あとは長雨だの雪だので値段が高い!特に今年は冬なのに冬野菜がだめでしたね。

 

大根は例年「どうやって使い切ろうか…」と頭を悩ませてしまいますが、今年は高値でおでんにも入れなかったほどです。

 

仕方がないので、業務スーパーで冷凍野菜を買ってきて凌いでいました。業務スーパーは素晴らしいね!

 

 

それがこの一週間、急に色々な野菜の値段が下がってきました。

 

「待ってました!」とばかりに野菜をたくさん買って、毎日あれやこれやと野菜の料理を作っています。

 

昨日はかぶを買いましたが、あれって葉っぱが立派で勿体ない。

 

ということで、かぶの葉を細かく刻み、

 

・だしの素小さじ1

胡麻油  

・すりごま、いりごま

・しょうゆ

・酒

・みりん

・鰹節

・砂糖

 

を適当に入れて水分を飛ばしてふりかけのようにしました。ちょっと甘めになってしまいましたが、美味しかったですね。大根の葉でもいいですよ。

 

小松菜やほうれん草などの葉ものも安くなってきたので、お浸しにしたり、バター炒めにしたり色々と作っています。

 

実は余り野菜が好きではないのですが、久しく食卓にのぼっていないと嬉しくて、冷蔵庫の野菜室はみっしりです。

副腎皮質機能低下症その2

前回はACTH負荷試験の前まで書きました。

 

要約しますと

「だるくて起き上がれない→ACTH、コルチゾールが出てないよ→コートリルで補充しましょう」から2年。

 

2年位補充療法すると副腎皮質が復活して自力でコルチゾールを出せるようになる人もいるそうです。

 

しかしながら、2年経過しても私の副腎は戻っておらず、ACTH、コルチゾール共に検出不可でした。

 

補充療法は既にしていましたが、きちんと調べた訳でもない(血中ACTHとコルチゾールを調べただけ)ので、主治医が「ACTH負荷試験をしてみたらどうか」とのご提案。

 

「もうここまで来ちゃったら全部調べてもらおう!」と3泊4日の入院で全部調べてもらいました。

 

入院二日前からコートリルを断薬します。最初の一日位はまだ何とかなるのですが、二日過ぎた頃から辛い!!

 

何が辛いって「だるい&頭痛」

 

3泊4日の入院ラスト(退院直前)のACTH負荷試験までコートリルを抜くので、それがしんどいのです。

 

簿記の勉強をしようと思って色々と持ち込んだのですが頭痛とだるさで全く出来ず。病室が個室だったこととリオオリンピック開催中だったのでテレビで観戦しようと思ったのにそれすらも出来ませんでした。

 

入院時はひたすら採血と蓄尿です。採血は何故か毎回針を刺すのが辛かったです。点滴みたいにしてくれたらよかったのに。あとは生活指導(肥満のため)。

 

・48時間の蓄尿で尿中コルチゾールを調べる

・色々なホルモンを調べる

・ACTH、コルチゾールの日内変動を見る(採血)

・最後にACTH負荷試験

 

48時間の蓄尿はまさに「48時間の間の尿を全てバケツに溜めておく」検査です。

これが結構めんどくさいんですが、ひたすら溜めました。

 

日内変動は「朝、昼、夜、寝る前」に採血をして検査。朝6時から「おはようございまーす!採血で~す!」と検査(結構辛い)。

 

入院最後のフィナーレでACTH負荷試験

 

これは15分毎×4回、血中にACTHを投与し、それに副腎皮質が反応しているかどうか(コルチゾールが出ているかどうか)を診断する試験です。

 

結果は全て0に近い値でした。数字の隣に「未」と書いてあるのは「未検出」の意味です。

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この時の診断で主治医は「現在の段階では副腎皮質の機能は廃絶している(機能停止)と言えると思う」とのことでした。このままコートリルを内服で続けることになりました。

 

後日、この診断結果を持って内分泌の専門医のところへ行ったのですが(主治医は喘息専門医)、「確かにACTH単独欠損症と同じ症状だけど、過去にステロイド内服(点滴)しているのであれば、その影響かもしれないのでACTH単独欠損症と診断は出来ない」と言われました。

 

何故、「ステロイドを内服・注射・点滴・長期で塗っている」と副腎機能が落ちるのか。

 

それは「あ、ステロイドが外から補われてるから自分で作らなくていいや~」と副腎皮質が判断し、自力で作らなくなるからです。

 

その状態で急にステロイド投与をやめると「離脱現象」が起き、急性副腎不全になることがあります。

 

ですからステロイドを連用したり大量投与した場合は急に薬を止めず、徐々に減らしていく「減薬」という措置が取られます。

 

それでも副腎が回復しない人がいるんですよね。私はそちらの可能性もあるということで、ACTH単独欠損症という診断が下りなかったというわけです。

 

まあ、ACTH単独欠損症は難病ですから診断をして頂ければ難病申請も出来るのですが、幸いコートリルというお薬が非常に安価であることやその他補助金なども出ないということ、私が住んでいる医療圏に診て頂いている医療機関がないことなどから「難病申請の必要性が余りない」ということで特に何もしていません。それ以前に診断されてないから申請出来ないしね。

 

という訳で、内分泌の先生からも「コートリルの補充療法を続けて下さい(死ぬまで)」ということになりました。

 

ただし、注意しなければならない点があります。

 

普通の人であれば「大量出血、発熱、過度のストレス、感染症」などのストレス曝露下においてドバッとコルチゾールを出して体を守るのですが、私にはそれがありません。

 

なので、自分で対処してコルチゾールを増やす必要があります。

 

大体37.5℃以上の発熱時には倍量にすることと指導されています。

 

あとは交通事故などで大量出血をした場合や抜歯を含む手術をした場合は点滴で「バックアップステロイド」を入れないと急性副腎不全になります。

 

ですので、何かあった時は「救急車を呼んでください」「副腎機能が低下してるので、至急対応をお願いします」というステロイドレスキューカードを主治医に頂いて持ち歩いています。

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家族や友人にもこれを伝えてあります。「いきなり気絶した」なんて時もお願いしてあります。気絶は今のところないですが。

 

本当はブレスレット等に病状を刻印して常に身に着けていられるといいんですけどね。アメリカにはそのようなブレスレットがあるそうですが、日本で販売されているのはデザイン的にちょっと・・・と思ってまだ買っていません。そのうちオシャレなメディカルインフォブレスが発売されたら嬉しいな。

 

 

実はこのカードを一度だけ使ったことがあります。

 

2年ほど前に「ノロウィルス」に罹ってしまいました。

 

まあ、これが凄まじい症状で。夜中にいきなり「あれー気持ち悪いなー」と思ったら突然の嘔吐&下痢。

 

トイレに籠りっぱなしで本当に20回以上嘔吐しました。

 

朝になった時は既に4時間程が経過。発熱もしていたし、意識が朦朧としてきました。もちろん嘔吐で水が飲めませんから、コートリルが飲めません。

 

「これは死んでしまうかもしれない」と家族にお願いし、救急車を呼んでもらいました。

 

その日は運が悪いことに祝日。

 

私のステロイドレスキューカードを見た救急隊員の方は「これじゃあ、適当な病院に送るというのも出来ないな」と救急車の中でいくつかの大きな病院に問い合わせてくれたのですが、受け入れてくれるところが中々見つからず30分が経過しました。

 

本来でしたら、主治医いらっしゃる病院が一番なのでしょうが、そこは家から1時間以上かかる&救急対応していません。

 

30分以上経過してようやく受け入れてくれる病院が見つかり、無事搬送。

 

すぐに吐き気止めの点滴とヒドロコルチゾン(副腎皮質ステロイド)の点滴を入れてくれ、とりあえずの吐き気は治まり、急性副腎不全の症状も無く無事に帰宅出来たのでした。

 

副鼻腔炎の手術も経験済ですが、その時も同じく点滴でバックアップステロイドを手術中に入れてもらいました。

 

このような対応をして頂かないと命を落とすことになるので、注意が必要です。

 

 

そして現在もこの治療は続けています。副腎機能が回復しない限りずっとですが、小さい頃から喘息の薬を飲むことが当たり前の生活をしている私にとっては別に大して辛くありません。起き上がるのも辛くて、尚且つ原因が分からない毎日の方がよっぽど辛かったです。偶然にも主治医にこの病気を見つけて頂いて本当に感謝しています。

 

今現在、この病気が余りお医者さんの中でも認知されていない病気で「うつ病」と誤診されている潜在的な患者さんがかなりいらっしゃるそうです。

 

婦人科でがん検診を受けた際も「ACTH単独欠損症みたいな感じ?」と聞かれて「そうです」と答えると「へー!!!教科書でしか知らない!!初めてみた!」と珍しがられました(笑)

 

もっとこの病気が認知され、苦しんでいる患者さんが減ればいいと思います。

 

 

検査入院の時にまとめて色々と他のホルモンも調べてもらいました。結果、橋本病とテストステロンの減少が見られました。

 

副腎機能低下症の影響のようです。副腎機能の低下は周辺のその他のホルモンにも影響を与えるそうで、現在私は無排卵月経ですし、これはもう仕方がないみたいです。

 

橋本病の方は症状が出ていない(血液検査の結果のみ)ので、現在は治療せず経過観察です。

 

排卵月経と不正出血は1年以上婦人科に通院し、カウフマン療法などのホルモン剤での治療をしましたが改善されませんでした。婦人科の先生に「これ以上子供を作る予定もないので、問題が無ければ治療をやめたい」とお話をして了承を頂き、現在は治療をしていません。

 

 

主治医がこれまで診られた患者さんの中でも私ほどACTHとコルチゾールの数値の悪い人はそうはいないそうで、「学会で発表してもいいか」と聞かれました。「私でお役に立つのであればいくらでもお使いください」と言っています。

 

主治医は私のACTHやコルチゾールの値で「よく普通に生きていたね(横になってばっかりだったけど)。奇跡的」と言われました。

 

生きてたことが奇跡なのであれば、きっと「奇跡的に治るに違いない!!」と副腎に念じております。

 

治れ~~~~!!!!治れ~~~~~!!!

副腎皮質機能低下症その1

私は2歳で小児喘息を発症してから、大分良くはなりましたが完解することはなく(ずっと治療を続けている状態)今に至ります。

 

それとは別に元々の体質なのか、ストレスが大きかったのか、子供の頃にステロイドを大量に使ったのかどれが原因なのかは分かりませんが、現在「副腎皮質機能低下症(副腎不全)」です。

 

私の場合はACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が出ていないので、詳細は「二次性副腎皮質機能低下症」となるようです。

 

通常の状態では、ACTHが副腎皮質を刺激してコルチゾールという生命維持に必要なホルモンを出します。

 

コルチゾールとは副腎皮質ホルモンのことで、通称「ストレスホルモン」とも呼ばれます。

 

体にストレス(感染症・大量出血・発熱・精神的ストレス・疲労)がかかるとコルチゾールがたくさん出て体を防御します。

 

副腎不全になると、このコルチゾールが出ないor少なくなるのでストレス対応が出来ず、「急性副腎不全(副腎クリーゼ)」という急性の発作・ショック症状が起きます。血圧低下、呼吸停止などに陥り死亡します。

 

常に足りない状態だと「異様なだるさ・頭痛・嘔吐・発熱・下痢などなど」の慢性症状が出ます。

 

私はACTHとコルチゾール共にほぼゼロのため副腎機能低下症というより、「ACTH単独欠損症」という難病と同じ症状なのですが、恐らく子供の頃の喘息発作時にステロイド点滴を使っていた(多分)であろうこともあり、ACTH単独欠損症という診断は正式には下されていません。ホルモン系の疾患は診断が非常に難しいこともあり、安易な診断は下さないみたいです。診断して頂いた方が医療機関で説明する時に楽なんですけどね。一応「副腎機能低下症」と説明しています。

 

原因は不明ですが、成人発症の場合は自己免疫疾患が原因のようです。またはステロイド使用により副腎が萎縮してしまうことも原因とされるようですが私にもよく分かりません。

 

 

この症状に気づいたのは4年ほど前。

 

その前から兆候はあって、「ずっと微熱が続く」「異様なだるさ」「CPR(炎症反応)の上昇(これは今も)」に悩まされていました。

 

子育てをしていたこともあり、「そのストレスかな」と思っていたものの、これが2年位続いていました。当初は「うつ病かな」と思ったのですが、うつになる原因がありませんでした。

 

今思えば離婚に繋がる出来事が色々とあり、気づかないストレスが相当溜まっていたのだと思います。ただ、その時は不思議とうつ病とは思いませんでした。

 

そのうちに子供が学校から帰ってくるまで「ほとんど寝たきり」に近い生活になっていきました。近所の徒歩5分のスーパーへ行くのも週に1回。とにかくだるくてだるくて仕方がない。

 

子供が帰って来たら心配をかけると思い、起き上がって平然としたフリをしていました。事実、夕方6時頃になると段々と元気になってくるのです。

 

その頃から体調不良を治したい一心で、喘息治療も含めて現在の主治医にお世話になっていました。

 

その主治医が副腎不全についても御存知だったのです。

 

以前よりだるさや頭痛を訴える私に「もしかすると」と別件で検査入院した時に早朝安静時のコルチゾールとACTHの値を測っていて下さっていました。

 

するとACTH,コルチゾール共に「検出不可」。つまりゼロ。

 

すぐに「副腎不全」と診断され、副腎皮質ホルモンの補充療法が始まりました。

 

補充療法とは「体で作れない分、外から飲んじゃえ」です。「コートリル」という副腎皮質ステロイドの薬を飲むことになったのです。

 

人間の体は良く出来たもので、コルチゾールは「朝いっぱい出て、夜にかけて徐々に減る」という「日内変動」があるホルモンです。「朝元気になって、夜は安静に寝る」というリズムが出来るんですね。

 

それが私にはありませんでした。なので「朝すんごいだるい。夜になるとちょっと元気になる」んです。

 

ですから、その日内変動を薬で人工的に作り出すのです。

 

ほんのわずかな調節も本来なら体がやってくれるのですが、あくまで人為的なので各人にあった量を調節するのがまた難しい。

 

この薬はステロイドなので、副作用があります。多すぎれば「太る」「浮腫む」などの副作用が出ます。少なすぎればだるさ復活です。

 

現在は体重と体調に合わせてかなり厳密に主治医が計算して下さり、このように朝・昼・夕と飲んでいます。時間も朝7時・昼11時・夜15時と決まっています。夜遅いと太ってしまうので、現在は15時に飲んでいます。飲み忘れを防止するために、時間になるとアラームで知らせてくれる服用アプリ(Medisafeというアプリ)を使っています。

 

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薬局で錠剤を1/2や1/4に割ってくれて分包してくれています。ありがたや。

 

こんな感じで2年ほど経過した頃、「補充療法で副腎が回復してACTHも復活していることがあるので、入院してACTH負荷試験をやってみない?」と主治医に言われ「じゃあ、この機会に全部調べて下さい」と3泊4日の検査入院をしたのが1年半前。

 

長くなってしまったので、2回に分けて書きます~。

 

23点から3か月で合格~日商簿記2級合格体験記

前回、日商簿記を取得するまでの経緯と日商簿記3級取得までの経過を書きました。

 

sophieted.hatenablog.com

 

 

今日はその続き「第148回日商簿記2級合格体験記」を書いておこうと思います。

 

最初に書いておきますが、私はこの本格的な勉強の1年前に「3か月間毎週日曜日に4時間」、地元の会計スクールの簿記2級講座に通いました。「通っただけ」で最初の簿記2級の結果は23点でした。

 

そこからのスタートです。

 

2017年11月の第147回簿記3級の試験が終わってすぐに2018年2月の第148回簿記2級の勉強を始めました。

 

商業簿記のみの3級に対して、2級は「工業簿記」と「商業簿記」の2教科になります。

第1,2,3問は商業簿記から、第4、5問は工業簿記から出題され、合計で7割取れれば合格です。

 

商業簿記と工業簿記は全く別のものと考えていいと思います。私は文系脳だから工業簿記の方が苦手意識は強かったと思いますが、こればっかりはどちらも反復練習しかないですね。

 

日商簿記2級は現在、大幅な改定時期に入っています。2017年度から商業簿記に1級の範囲が降りて来ていることもあり、全体的に試験が難化、過去問対策だけでは不十分です。

 

2016年に会計スクールで最初に言われたことは「2017年度から試験範囲が変わって難しくなるから、その前に受かってしまいましょう」ということでした。にも関わらず私は落としてしまったので、新しい試験範囲を独学で勉強しなければなりませんでした。

 

3級を受けた11月の次の試験は年をまたいで2月。実質3か月しかありません。簿記の試験は6月、11月、2月と年に3回ありますが、よりによって私が受けようと決めたのは2月。一番試験と試験の間隔が短い時でした。

 

「だったら6月に受ければ良いのでは?」と思われるかもしれませんが、実は宅建の資格を今年取りたいのです。そうすると6月まで悠長に簿記の勉強をしている時間がありません(宅建の試験は10月。しかも年に1回しか開催されない)。

 

加えて6月の試験から更に商業簿記の試験範囲が広くなります。いわば今年の2月がラストチャンスの試験だったのです。

 

実質3か月しかない中でどうするか。

 

まずは「1か月目で工業簿記、2か月目で商業簿記、3か月目のラスト1か月間で過去問題等の演習」という簡単なスケジュールを立てました。

 

そして、教材をどうするか。会計スクールで頂いた教材が一通り残っていましたが、商業簿記は試験範囲が追加されているので新たにテキストを買わなければなりません。

 

基本的なことも抜けているし、分かりやすい簡単なテキストを・・・とアマゾンやネットで調べてみて「これなら出来そう」と思ったのがこちら。

 

 

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 テキスト&問題集 第3版

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 テキスト&問題集 第3版

 

 

 

 パブロフ君シリーズのテキストと問題集でした。以前からパブロフ君のサイトが分かりやすく、時々お世話になっていました。

 

とりあえず工業簿記のテキストを買ってみたらビンゴ!文系脳でも大変分かりやすかったです。工場を経営しているパブロフ君とそれに経理的アドバイスをしてくれるおにいさんとの掛け合いが分かりやすいのです。こちらのテキストをメインに勉強を始めました。

 

工業簿記は会計スクールに通っていた際に多少勉強していたこともあり、当初はスムーズでした。パブロフテキストを読みながら、会計スクールの講義CDも聞いて進めていきました。

 

「工業簿記は結構勉強したしな~。予定より早く終わるかな」と思っていましたが、意外とそうでもなく、途中から理解不足の個所が半分以上。基本的な問題も解けないことが多発。やはり基礎からやり直しということになりました。

 

テキストを1回転させたら本来ならば2回転目・・・といきたいところを気持ちがはやってしまい、そのままパブロフ問題集に入ってしまいました。

 

 

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 総仕上げ問題集 第3版

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 総仕上げ問題集 第3版

 

 

ところが問題集を解けるほどの知識が身についていなかった(テキストよりも難易度が高いです)のか分からないところが多く、結局またテキストに戻って復習をしました。

 

テキストを2回転した後にようやくパブロフ工業簿記問題集を1回転させました。その時点で約1か月弱経過。12月下旬になっていました。

 

工簿が終わったらすぐに商簿に入ります。テキストは同じくパブロフ君。

 

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト&問題集 第5版

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト&問題集 第5版

 

 

商簿は範囲も広く、時間が足りないだろうということで会計スクールの教材は使いませんでした。パブロフテキスト1本のみ!うっすら会計スクールに行った時の知識は頭の中に残っていましたが、ほぼ忘れかけていました。

クリスマス、年末年始と家庭での行事が続く中、大晦日も元旦も空いている時間で勉強を続けました。掃除→料理→勉強、合間に子供の勉強も見る(+ほぼ毎日のように姪の襲撃)をひたすらグルグルやっていてTVを観ることはほぼ無かったです。

 

年始3日位にやっと新試験範囲のメインテーマ「連結会計」の前までの範囲が終わりました。

 

連結会計は大体2週間程かけて勉強をするそうですが、とにかく時間がなかったので力業?で1週間でとりあえず終わらせました。あくまで「終わらせた」だけ。1回読んで問題を解く程度ではもちろん理解なんて出来ませんでした。

 

その後、1月20日頃まで工業簿記もちょろちょろ見つつ(忘れてしまうので)、パブログ君の商業簿記のテキスト2回転目を終えました。連結会計も2回転目になって朧げに理解が進んできました。

 

それからは演習です。過去問題集は3級と同じくこれ。

 

 

合格するための過去問題集 日商簿記2級 '19年11月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ)

合格するための過去問題集 日商簿記2級 '19年11月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ)

 

 

 これの第1部(予想問題)と過去問題、パブロフ流の商業簿記問題集をひたすら解きました。

 

 

 そんな時、子供がインフルエンザで1週間入院。そのうち書きますが、私は現在副腎機能不全でステロイドの補充療法中(副腎が回復しなければ一生飲む)で、免疫が低下しやすい状態=感染症に罹りやすい状態です。

 

そんな状態でも「ママに代わりはいないよ」ってことで、インフルエンザ部屋で1週間看病生活に入ることになりました。半ばヤケクソ状態でしたね。同室の赤ちゃんはインフルエンザから肺炎を併発していて、夜中も咳が止まらずにかわいそうでした。赤ちゃんの咳で私もほぼ1週間寝れませんでした。病院で貸して下さったエキストラベッドも寝がえりが打てない程の小さくて固いベッドだったし。でも、入院中はお互い様です。一番辛いのは入院している子供たちですから。

 

子供の容態が安定してくると私も暇な時間が増えるので

「子供→テレビがゲーム 私→勉強」という状態でした。看護師さんに「何で君(子供)が遊んでてお母さんが勉強してるの!逆じゃないの?」と言われてましたよ。ホントだよ。

 

結局、子供が1週間後に退院した後に私もガクッと体調を崩し、計10日ほどほとんど何も出来ない日が出来てしまいました。この時間のロスは痛かった。

 

体調が戻って来たらいざ、また簿記!!ということで、問題をひたすら解きました。

 

この時既に2月頭。最低でも一日4時間以上は簿記をやっていたと思います。この頃、過去問で80点位の点数が出るようになっていたのですが、ここ最近の試験範囲の変更もあり「過去問ばかりやっていると新試験範囲の対策が出来ないよね・・・?」と気づき、過去問は過去8回分まで遡った時点でそれ以前のものはやめました。

 

そこからまた新試験範囲の部分の問題を繰り返し解いてみたり、すぐに忘れてしまう工業簿記に愕然としてみたり、毎日ぐるぐるぐるぐる色んな問題を解いていました。

 

試験前10日頃はパブロフ君に付属していた予想問題やネットに落ちていた予想問題を解く&ここ3回分位の過去問に戻ったりしていました。

 

この頃「今更!?」なスランプに陥っていました。パブロフくんの予想問題も65点位。予想問題が全然出来ない。

 

「最近の簿記2級は商業簿記で満点を取ることは出来ないので、工業簿記でどれだけ点数を取れるかが鍵となる。工業簿記は満点をねらうべし」と言われているにも関わらず工業簿記が出来ないのです。特に直接原価計算と全部原価計算が分からなくなってしまったり、とにかく「何かがズレている」感が否めない。

 

工業簿記は特に「最初の数字を間違えると芋づる式に全部答えがズレてしまう」という恐怖がありました。

 

また「右手でペンを持って左手で電卓を打つ」というスタイルが理想的だと思っていたので、簿記を本格的に勉強するようになってから左手で電卓を打つ訓練を毎日していたのですが、早く解こうとするとミスが多くなってきました。これもどんどん自信が無くなっていきました。過去問も2時間で解き終わらない日が続きます。

 

「もうこうなったらとにかくミスをしない方向で」ということで、ペンを持ちながら右手で電卓を打つスタイルに変更しました。

 

ラスト2週間は空き時間も「パブロフ流アプリ」を使って、ちょっとした時間でも仕訳問題をこなすようにしていました。このアプリはちょっとした時間や座って勉強することに疲れてしまった時にソファーに寝転がりながらでも問題が解けるので便利でした。いい時代ですね~~~。アプリお勧めです。

 

この頃、子供も私と同じく副腎機能不全の疑いがあって検査を受けることになったりとちょこちょこと時間が取られる用事がありました。その時も時間が空いていれば簿記。

 

そんな感じで試験前ラスト1週間は焦りながらもとにかく問題を解きました。途中、夢で仕訳をしていたり、試験のプレッシャーで動悸が止まらなくなったりと、本当に今までの試験の中で一番緊張したように思います(笑)

 

スランプは結局試験の当日まで続いた感じで、一つも自信なんてありませんでした。

 

やればやる程手ごたえが無くなるという現象に陥り、「こんなにやればやる程泥沼にハマっていくような試験は今までないな」と感じました。多分、これをあと1か月やればスランプから抜け出せたんだと思いますが、もう時間もないし「この生活と気力をあと1か月続けるのは無理だろうな~」と思っていました。

 

家族も私の代わりに食事の支度をしてくれたり、たくさんの協力をしてくれました。

 

最後は「もう、当たって砕けろ!!仕方がない!!!受かっても落ちてもこれで最後なんだからね!!!」と腹を括って試験会場に行きました。午後の1時半開始の試験でした。

 

試験会場は3級の時と同じ地元の高校でした。一度行っていることもあり、時間にも余裕を持ち、トイレも行き、周りを見回してみたりゆったりと試験時間まで過ごしました。

 

「あれ・・・。空席が多い・・・」というのが正直な感想。私の教室は8割方埋まっていましたが、他の教室は半分程度しか人がいないところも。

 

連結会計が入ったことで敵前逃亡した受験生が多々いたのかもしれません。

 

そんなこんなで試験開始。

 

最初は緊張から手が震えてうまく電卓が打てませんでしたが、深呼吸をしながら必死になって問題を読みました。

 

いつも通りに「工業簿記(第4問→第5問)から商業簿記(第1問→第2問→第3問)」の順番に解きます。

 

工業簿記は大体30分で終わらせることを目標に解きました。

 

解きながら「あれ・・・?これ簡単だよ・・・?」と思いました。私と相性のいい問題が出たんですね。

 

あっさり20分程度で工簿終了。そのまま商簿の第1問(仕訳)もあっさり終了。この時まだ30分ちょっとしか経過していません。

 

第2問は有価証券でした。今回は色んなところで「有価証券が出るのではないか」と予想されていたので、有価証券は多めに復習をしておいたのです。

 

「やった!」とサクサク解きましたが、後で利息の月数のミスが発覚しました(笑)

 

そしてラスト1時間を残して第3問へ。「出た!!連結精算表!!!」

 

でも様子が変。「何これ?連結2年目でいいんだよね?しかも貸方に()つけていいの?だめなの?」と?????でしばしパニック。

 

とりあえず「埋められるところは埋める」方式で連結修正仕訳をしました。

 

そして最後・・・・迷った末に「()つけちゃえ!!!」と貸方()をつけました。

 

結果、これはダメだったみたいです。(結果的にOKだったそうです)これは「本当に意地が悪いな~~~!!!問題文で指示を載せて欲しかった!」と今でも納得がいきません。こんなことで減点されるんなら、正々堂々と「明らかな間違い」で減点されたかったよ。

 

連結精算表でパニックになりながらも、とりあえず試験終了15分前から全部の解答の見直しと書けるところは解答を書き写し、試験が終了しました。

 

正直「手ごたえはあった!」と思いました。教室を出る時涙が出そうになりました(笑)

 

しばらくすると各スクールの解答速報が出てきます。

 

自己採点で

 

第1問20点、第2問14から16点位、第3問は()がダメだった場合、10点、第4問20点、第5問20点で大体80点代は取れているだろうという結果でした。多分、大丈夫。

 

「受かっていても落ちていてもこれで簿記は終わり」と決めていたので、これにて簿記勉強は終了です。

 

そして昨日、無事に合格~~~!ということで終わり良ければ全て良し!でした。私の受験地の商工会議所発表の合格率は27%でした。最近の傾向にしたらちょっと高いかな?

 

私の受験した商工会議所では合格証書の発行時に各問の採点結果が出てくるので、どんな採点結果になったかは合格証書の時のお楽しみです。3月末に発行されるそうなので、取りに行ってきます。

 

この先、就職活動をする時に「あの時、簿記頑張っておいて良かったな~」と思える時が来れば嬉しいです。

 

私の感想ですが、

 

「簿記三級は自分に合ったテキストと過去問集があれば独学で3か月でイケる」

 

「簿記二級は自分に合ったテキストと過去問があれば独学で半年でイケることもないとは思う」けれど、特にここ数回で難易度も上がっていることですし、スクールで「テクニックを習うこと」や「ここは出る、あんまり出ない」や「的中答練」などを教えてもらった方が無駄な寄り道をしなくていいんじゃないかなと思います。

独学の方でも受かる方はたくさんいらっしゃいますが、時間が無い方だったらスクールも手です。時間をお金で買う感じですかね。スクールに通って23点の奴が言うんじゃないよ、と思われるかもしれませんね^^;

 

但し、スクールに通うのであれば「2級の前に3級は90点以上取れる状態にしておくこと」と「ちゃんと予習復習をして勉強計画を立てておくこと」です。

 

じゃないと私のように時間もお金も無駄遣いします。

 

「じゃあなぜパブロフ君テキストを買ったの?」と思われるかもしれません。

実は「スクールの解説でちょっと分かりづらい箇所があった」いくつかあったんです。しかもスクールのテキストはあくまで「授業のCDを聞きながらという前提で作られたテキスト」なので、CDを全部聞き直している時間が勿体ない!と思ったのです。

 

ですから、初心者でも分かりやすいパブロフ君テキストをメインに置いて、こちらで分かりにくい時はスクールのテキストやCDを聞きなおしてみたり、パブロフ君で載っている項目でもスクールの先生が「ここは予備知識程度でいいよ」とおっしゃっていたところは飛ばしたり、直前期にはスクールで使った的中答練をやってみたりとパブロフ君とスクールの二刀流だったと言ってもいいかもしれません。

 

 

これにて簿記2級合格体験記は終了です。皆さんが簿記2級に合格出来ますように!私の経験がお役に立てれば嬉しいです。家族のみんなもご協力ありがとうございました!

 

後日談:合格証を貰いに行った際に自分の得点も教えて貰えました。90点でした~。不安に思っていた「()」の部分は得点して貰えたみたいです。良かった良かった。