腹腔鏡下卵巣嚢腫&子宮摘出術レポート5
<手術後2日目>
先述の通り、術後2日目の朝、下半身が寒くて目が覚めました。
「浴衣の裾がぜーんぶ捲れて布団から出てた」からです。片方の足全部。そりゃ寒いわ。
同時に咳と頭痛。
咳は全身麻酔後の症状もあるのでしょうが、明らかに「これは風邪ひいたかも~」が頭をよぎりました。
手持ちの頭痛薬(ロキソニンとレルパックス)を飲むことを看護師さんに伝え、横になります。
まだ朝ごはんはおかゆ。昨日のような胃の膨満感は無くなっていました。
点滴は痛み止めとソルコーフが入ります。生理食塩水はご飯が食べられたのでおしまい。
この日一日中軽い咳が出ていました。
風邪はそれ以上悪くならずに終わったので本当に良かった。
熱は昼間は36.5℃位まで下がります。夜になると37℃を超えてきますが、まだまだしょうがないですね。
この日から少しずつ歩くように言われます。
まだ便通が無く、やっとこの日にガス(おなら)が出るようになりました。
病棟内をウロウロ歩くようになりますが、通常時でしたら3分かからないようなルートが13分かかりました(時間を測ってみた)。
お腹は痛いし、足が前に出ないし、ハアハア言いながらやっとこさ歩きます。息苦しいのもあるし咳もあるしで、この日は2回位歩いて終了。終わると息が上がってぐったりです。
看護師さんに「この程度の歩行しか出来ないのに、明後日退院出来るのでしょうか?」と聞いたところ、「全然大丈夫です!皆さんこんな感じだし、明後日はもうちょっと歩けるようになりますから!」とのこと。ホントかいな。
そしてこの日、シャワーを浴びます。
腹腔鏡は何でも早いと聞きますが、もうシャワー。恐る恐るシャワーに入ります。傷にシャワーを当てないよう、疲れないよう、椅子に座りながら浴びました。サッパリ。
昼からは普通食に戻ります。食べ物の制限もないし、この手術で飲まなければいけない薬はないし、ある程度自分で動けるようになってきたのでいつも飲んでいる薬はコートリル以外は自分で管理して飲むように言われました。
コートリルはこの日までソルコーテフを点滴で入れているため、まだ飲みません。
先述の通り、今回の手術で使っている薬は痛み止めの点滴程度なので、特に飲み合わせも考えなくてもいいなと持ってきたキレート鉄のサプリ(NOW Iron 36)とマルチミネラル&ビタミンも飲むことにしました。
今回の手術は癒着がひどく、出血も多かったそうです(出血量は不明)。そのため、早めにIronで鉄分を補給しておいた方がいいかなぁと思った次第であります。
しばらくはIronを3倍量飲んでおこうと思います。1か月位ですかね。その後2倍量を1か月位続け、その後は生理も無いので1倍量を続けようかな~と。
この日には性器からの出血は無くなっていました。出血と言っても「ほんのわずかな」量ですが、もうナプキンもいらない程度になりました。私の長かったナプキン生活も終わりを告げました。ヤッタ~~!!
この日は大体6~8時間おきに痛み止めの点滴をして終わりました。
さて、私は気管支喘息です。気管支喘息と言うと使ってもらえない痛み止めはN-SAIDs。ロキソニンやイブの仲間ですね。「アスピリン喘息」というN-SAIDsに反応する喘息が多いため、喘息の人はまず禁忌です。
んが、私はアスピリン喘息ではなく、ロキソニンを常用しています。アセトアミノフェン(カロナールなど)は効きが悪いので好きではなく、鼻の手術の時も途中で「ロキソニン飲めますから!下さい(涙)」とギブアップした経験もあります。
今回もその可能性が高いので、「ロキソニンを飲んでいます!」と会う人会う人に伝えておいたのですが、点滴ではやはりNG。
ではどんな痛み止めをしていたかというと
「ソセゴン」と「アセリオ」です。
「ソセゴン」は「オピオイド」の鎮痛薬です。強い痛み止めで、手術当日から翌日の朝まで使っていたと思います。
その後は「アセリオ」です。これは私の嫌いなwアセトアミノフェン系のものですが、1000mgだからか効きました!「効かなかったらどうしよ」と不安だったのですが、大丈夫だったので一安心。
ソセゴンはもちろん、アセリオも「6時間空けないと使えない」とのことでしたよ。
この日は咳と息苦しさ以外は順調に終わりました。ひたすらテレビを見たり、目を閉じたりを繰り返していました。
手術二日目のまとめ
・昼間は平熱に戻る
・風邪っぽい咳だけど一日で治る
・昼から普通食
・歩き始める
・お通じはまだ
・点滴で痛み止め
・シャワーに入る
続く