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腹腔鏡下卵巣嚢腫&子宮摘出術レポート2

<手術当日>

 

手術当日。私はトップバッターということで手術室に8時半入室です。

腹腔鏡下で手術時間は4時間以上とのこと。

 

朝6時に起床し、浣腸をします。お腹が痛くなったら嫌だなと思ったのですが、浣腸をしてもお腹が痛くなることもなく、サッと終了。

 

少しの水で必要な薬を飲みます。もちろん朝食は無しです。

 

手術までぼんやりして過ごし、朝8時前になると準備に入ります。

前日に院内のコンビニで買っておくように言われた紙パンツ(200円弱)を履き、術着に着替え、点滴を入れます。

 

8時20分、看護師さんと一緒に手術室まで歩いて向い、歩きながら帽子をかぶり髪の毛を手術帽子に入れました。

 

8時半ちょうど、手術室に呼ばれると、既に婦人科の先生(主治医の到着はまだ)、ナースさん、麻酔科の先生がスタンバイされていました。

 

そこから手術台にのぼり、血圧計や心電図、肺塞栓(エコノミークラス症候群)を予防するフットポンプなどを取り付けました。

体が冷えないよう、手術台はほんのり暖かく、柔らかかくてふかふかしていました。

 

今回は硬膜下麻酔は入れない(背中からの麻酔)ということで、腕の点滴からの全身麻酔となります。

 

「麻酔が入ります」との声から1分位で意識を失いました。

 

 

「・・・・〇〇さん!ソフィアさん!」との声とともに目が覚めました。

「あ・・・終わったんだ」という意識と共に「まだ気道にチューブが入ってるな・・・早く抜いてくれ・・・」と。

「大きく息をして下さい」と言われ、大きく息をしているはずなのに中々チューブを抜いてくれません。多分、時間にしたら2分とかその程度だったのでしょうが、すごく長い時間に感じました。

 

その後チューブを抜いてもらい、ぼんやりしている状態で先生に「終わりました。癒着がかなりひどかったです。子宮をご覧になりますか?」と言われたので(気がする)、「はい」と返事をし、取った子宮を見せてもらいました。

「これが子宮か~」とうっすら覚えていますが、かなりぼんやりです。

 

その後、ガラガラと病室まで運ばれる中、気持ちの悪さと痛みを感じました。

看護師さんにそれを伝えると「吐き気止めと痛み止めを点滴で入れます」とのこと。

加えて「今15時30分です」と言われました。

「あれ?手術室に入ったのって8時半だったよね?何時間手術していたんだ?」と思いながらも吐き気と痛み。

加えて足のポンプと導尿の管が気持ち悪いなぁと思いながら横になっていました。

既に発熱している感覚もあります。寒気はありません。

 

手術当日は禁飲食。水を飲むことも出来ません。

鼻には酸素のチューブがついていて、コロナ防止のためのマスクが息苦しい。

唇は乾燥してガサガサですが、リップを取ることは出来ません。

看護師さんに「スマホはいりますか?」と言われましたが、それどころじゃないので手術当日はスマホをいじることはありませんでした。

 

家族立ち合い禁止なので、手術が終わったという連絡を主治医の先生が電話で入れて下さったようです。

 

熱は37.8℃。この時が一番高く、その後は大体37℃前後で推移していました。

 

その後、色々な痛みや苦しさがあり、体感10分~30分くらいウトウトしながら途中「痛み止めの点滴を入れて下さい」を繰り返して朝まで眠れませんでした。

 

隣のベッドの女性も私と同じような手術をしたらしく、二人で朝まで「痛み止め合戦」を繰り広げていたのであります。

 

今回の「痛み」と「苦しさ」は全身麻酔下の特徴的なものが含まれているので、次回は「痛み&苦しさ特集」をしようと思います。