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副腎機能低下症患者の毎日のお弁当作り~その2~

前回の続きです

「高校生のお弁当ごとき何を大袈裟な!そんなもん、世のお母さん方は仕事しながら毎日やってるわ!」というお叱りの声も頂きそうですね。私の母もそうでした。本当にすごいと思います。全国の母に敬礼です。

ただ、今の私は色々と持病があったりと「朝に毎日お弁当を作る」ということが困難だったりもします。

それを「どうやってハックするか?」ということを書いた記事になります。

 

前回の記事に最後にちょこっと書きましたが

「冷凍作り置きおかずをして、朝はなるべく調理をしない」という戦法を取ることにしました。

 

これをするにあたって、まず我が家は「小ぶりの冷凍庫(フリーザー)」を購入しました。

いや「お弁当だけのためにフリーザーを買った」と言うと若干の語弊があります。

我が家は現在、父・母・息子・私の4人家族。

普通の「4人家族」が使っている標準的な冷蔵庫を使っています。

 

んが、冷凍庫が常にパンパン。

色々と工夫もしましたが、いっつもパンパンなんですよね。おかしいな。

 

特にこの1年は私の体調の波も大きく、料理がキツイなという時もあります。

母の方は腱板断裂の手術から半年経ちますが、未だに包丁を握ると手の痛みがあるので私がほぼ料理をしています。

体調の良い時にちょっとおかずを多めに作って冷凍をしておくと体調が悪い時にとても楽だなということが分かり、チマチマストックをしていました。

んが、いかんせん冷凍庫パンパン。

体調が悪い時や体の負担を減らすために、買い物も頻回で行かず、もっと買い溜めしておきたいんですよね。野菜も体調のいい時にあらかじめ刻んで冷凍しておいたりね。

んが、いかんせん冷凍(以下略)。

 

という訳で「買うぞ!冷凍庫を!!!!」と家族に相談したところ、全会一致で「すぐにでも買うぞ!」と。特に冷凍食品のそばとかうどんとかチャーハンとか「かさばる系冷凍食品」を多用したがっていた父が喜んでいました。

 

迷いに迷ってこの子が来ました。


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三菱の冷凍庫ちゃんです。110リットル程度入ります。「自動霜取り機能」があるので、決めました。

「早速ストックするぞ!!オラオラするぞ!!!」と思った矢先に体調を崩し、昨日、今日とでようやく新冷凍庫に物を入れ始めました。タイミング悪。

 

この位の容量があるとかなり物が入りますね。

年間電気代との兼ね合いや置き場との兼ね合いでこのサイズで手打ちをしたのですが、冷凍食品がとても多い!やコストコ大好き!な方はもうちょっと大きいサイズでもいいかもしれません。

我が家では今のところ、このサイズで十分な感じです。

 

さあさあ!満を持して???「冷凍作り置きおかず」の開始です。

 

冷凍の作り置きおかずは1か月以内で食べきるように作ります。

大体ですが

・炭水化物系:3種類

・お肉系:4種類

・野菜系:3~4種類

で毎日のお弁当を回せるように考えました。

1種類のおかずにつき、お弁当おかずカップの個数は5~6個。余り多いとおかずが古くなってしまうので、この位が妥当だと思います。

なお、息子のお弁当箱のサイズから考えるとお弁当おかずカップは5個がちょうどいい量のようです。

 

今回作っているのは

・やきそば

ナポリタン

・グラタン

・デミグラスソースのハンバーグ

・豚バラの生姜焼き

ガリバタチキン

・冷凍食品の唐揚げ(唐揚げにおいては手作りより冷凍食品の方が冷めても固くならないので冷凍食品を使っています)

きんぴらごぼう

・アスパラとベーコンとコーンのバター炒め

・ホウレンソウとベーコンとしめじのバター炒め

筑前

 

今後加えたいのは

・たらこスパゲティ

・にんじんしりしり

・豚バラ塩だれ焼き

・ひじきの煮物

・切り干し大根の煮物

辺りでしょうか。

 

あとは日によって息子の好きな卵焼きやソーセージを焼いたりもしていますが、毎日はしません。週に1回位かな。アレルギーがあるので、余り同じおかずは続かないように考えています。

本当は卵焼きも冷凍したいのですが、以前自分でお弁当を作っていた時にチャレンジしたところ、冷凍するとどうしても味が落ちてしまいました。

美味しくないと分かっているものを息子に食べさせるのはどうかと思うので、たまに卵焼きを朝焼いてあげればいいやということにしました。

 

今はまだ始まったばかりで冷凍おかずストックが全く無いのでわざわざ息子のお弁当用に作っているものも多いのですが、ある程度溜まってくれば毎日のおかずを少し多めに作って、ついでに小分けすればいいだけなので負担はさほどないかと思われます。

 

ネットを見ていて冷凍おかずを作るにあたっての注意点がいくつかあったので、私も気を付けるようにしています。

素手でおかずを触らないこと(雑菌繁殖の原因→食中毒になる)

・おかずとごはんは一度きちんと温めて、冷ましてから詰めること

 おかずとご飯が温かいと水滴が溜まり、その水分に雑菌が繁殖するから。

・やきそばやパスタのおかずは規定時間より少し早め(固め)に上げた方がべちゃべちゃしない(パスタの場合は規定より2分早めの方がいいです)

・やきそばやパスタは時間が経つとくっつくので、少し油を多めに使う方がいい。

・おかずの味は少し濃いめの方が美味しい(あくまで個人差あり。余り濃いのは宜しくないかと)

・汁気の多いおかずは傷みやすいので避けること

・もちろん生ものは入れない

(果物も入れないです)

 

お弁当のカップも今は+Agが練り込まれている抗菌効果のあるおかずカップなんていうものもあるんですね。びっくり。


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とりあえず3種類購入しましたが、小さめの6号が深いので、今後はこの6号だけでいけそうです。

お弁当抗菌シートも一応おかずにはつけてみたりして。

 


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ナポリタン
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アスパラとベーコンとコーンのバター炒め
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ラップでくるんでケーキクーラーの上に載せると早く冷めます

このあと冷凍庫に平らに入れ、凍ったらジップロックに入れてなるべく空気に触れないように保管します。

おかずを多めに作ってタッパーに入れ、日々のおかずとしても冷凍しておきます


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お弁当完成。

 

朝に火を使った調理をしなくていいのは本当に楽です。洗い物もほとんど出ないですし。

 

息子は今のところ「美味しい」と言って食べています。これなら朝がしんどい副腎機能低下症患者も3年間続けられそうです。

 

子供が高校生になって思ったことがあります。

「どんどん自分で出来るようになって(出来なきゃ困るんだけど)、私が出来ることはもうお弁当作り位しかないな」と感じるようになったことです。

それまでは勉強を教えることから日々の持ち物、健康管理など過保護に全てをみてやっていましたが、高校生になって自分でやるようになってきました。当たり前のことなんですけどね。

そうなると私が息子にしてやれることは日々のお弁当作りとご飯作り位しかないんです。それもあと3年。

 

子供が赤ちゃんの頃、寝不足で体もボロボロの時に「子育てって長くて暗いトンネルのようだ」と思いました。

中学生になってもそのトンネルは続き「いつになったら抜け出せるのか?」と思いましたが、高校生になっていきなりその出口付近に来たようです。いきなりその時は来る、のですね。

 

完全にトンネルを抜けるその時まで、お弁当作りを試行錯誤しながら楽しもうと思います。