私がこれまでに経験したことを書くブログ

私がこれまでに経験したこと感じたことを書くブログです。

子供の大学受験

高1の息子の1学期も無事終わり、無遅刻無欠席で終わらせることが出来ました。

 

息子も私と同じく、気管支喘息やケトン血性嘔吐症、副腎機能低下症があるので慣れない初めての電車通学や環境に大丈夫かなというハラハラした気持ちもありました。

何事もなく終えることが出来て本当に良かったです。感謝感謝です。

 

が。

 

夏休みに入り三者面談がありました。

既に大学受験の話がモリモリで、1時間先生とみっちり話をしました。

先生の方も事前に二者面談を息子としており、息子の興味があることに関して大学をいくつか出してきてくれていました。

私は「まあ、入ったばっかりですので、とりあえず学校に慣れて、ぼちぼち勉強もして、文理選択を考えて、ね!」みたいな感じで終わりかな~~位の気持ちで行ったので、いきなりカウンターパンチを食らったようでしたw

 

私たちの大学受験の時は(私は一般受験です)

「ひたすら勉強する」

「3年生の夏頃になったらオープンキャンパスに行く」

「自分の志望校と押さえを受ける」

位しかなかったんですよ。

一応、中高一貫の私立女子校だったのですが(しかも選抜クラスにいたにも関わらず)、先生は大した助言もしてくれなかった記憶があります。自分で志望校も決めました。親に何かをしてもらった記憶はありません。

 

今は学校推薦の場合、「勉強は出来て当たり前。課外活動に何をしていたか」が非常に重視されるそう。アメリカの大学入試みたいに移行しつつあるようですね。

うちの息子は高校になってからは部活も委員会も何もしていません。

そうすると指定校推薦の場合、「面接で話すことがない」ということになるそうで。

ボランティアや何か活動をすることを強く勧められました。

また夏休みのうちに最低1校でいいから、大学のオープンキャンパスに行くことを義務付けられました。

 

早速、オープンキャンパスを2校予約したのですが、昔のように「パンフレットを貰って適当に構内見て帰る」ではなく、ガイダンスから始まり、見学、模擬授業、学生さんとの対話、個別相談、高校に提出するオープンキャンパスレポートの書き方指導まで至れり尽くせり。本当に驚きました。

 

多分、この調子だと大学も私たちの時のように「今日は二日酔いでダルいから自主休校。ノート借りて単位取れりゃオッケー」というような4年間は過ごせないかもしれませんね。いや、私だって勉強はしたつもりですよ(汗)。多分。

 

となると、「就職で何となくつぶしかききそう」で学部を選ぶのではなく、ある程度息子の希望とマッチしたところじゃないと4年間地獄じゃんって思いました。学校の先生もそれはおっしゃっており。「学部は就職には関係ないです」とハッキリと。まあ、私たちの時でも文学部卒の男子でも今、ゴリゴリ一般企業で仕事してるもの。関係ないわね。

 

そして息子はテストの点数はいいのに、評定(通知表)がイマイチ。何故だろうと思っていました。それも理由が分かりました。

 

今年から新しい評価に変わり、以前まではテストの点数がほぼほぼ評定に繋がったそうなのですが、課題やレポートもかなりの割合を占めるようになったそう。

息子はテストの点数は取れるのですが、レポートが弱いのだそう。思考力や考察力、アウトプットする力が弱いから評定に結びつかないのだそうです。

 

息子のコースはほぼ指定校推薦で大学が決まるので、親としてもここは評定を伸ばしてあげたいところ。

ただ、私は「とりあえず高校に押し込まないといかん!」と「短期間で点数が伸びる」暗記重視の詰め込み型勉強しか教えていません。

高校になるとそれだけじゃ通用しないというのが彼にはまだ分からなかったみたいです。

となると、今度は思考力、アウトプットする力、相手が何を求めているのか、それに応える力が必要になります。それはまだ教えていませんし、私も不完全です。

 

「手をかける育児は卒業!」と思っていたのですが、大学受験までまだ手をかけなければならなさそうな気がしてきました。

まあ、中学の頃のようにべったりと横に座って勉強を教えることはありませんが、レポートや課題は目をかけてやらないといけないでしょうし、課外活動もアドバイスが必要な感じです。

 

他のしっかりとしたお子さんでしたら、高校生にもなって親がこんなことをしてやることもないんだと思います。うちの息子は精神的にも幼いので、「これは仕方がないんだ」と腹をくくることにしました。

同時に「本当にこれが最後の子育て、総仕上げ」と思ったらやってやろうとも思いました。多分、私の子育ては大学合格でフィニッシュなんだと思います。

うちの息子と私の子育てはそこが多分終点なんだと。子育ても子供親、それぞれの個性で色々。早く手が離れる子もいれば、遅い子もいる。それでいいじゃないか。

私だって、病気で無職で子供連れて出戻りで、親としては(決して私には言いませんが)子育てが終わった気持ちではないのかもしれません。

 

大きい声では言えませんが、息子が幼稚園から小学生の頃、息子も病気ばかりで1年の半分位看病、自分もどんどん具合が悪くなっていった頃、本当に辛くて辛くて、子供とちゃんと向き合えていない時がありました。もう、毎日が精一杯で、愛情よりも義務でお世話をしていた時がありました。

 

その時の分を今取り返すかの如く、精一杯の最後の愛情として息子にパンパンに詰めてやる時が来たんじゃないかなと静かに母は思っています。

 

加えて息子に論理的な思考を教えることや、色々と社会での実践としての知識を教えることは私の学びにもなります。きっと今後の私の人生の糧にもなることでしょう。

 

なので、高校受験の時のようにひたすら「知識を詰める」ではなく、「生きるための知恵をつける」最後の時だと思います。

 

私の人生が本当に「私のもの」として帰ってくるのはあと3年後になってしまいますが、3年なんてあっという間。そしたらその時は心置きなく羽ばたこうとお母さんは思います。それまで親子で学ぼうと考えています。

 

ついでに、学びの一つとしてパートの面接を受けてきます。

「週1勤務」という事務職としてはかなりレアケース。完全にリハビリ目的です。まだ週3で勤められるほど回復はしていません。通勤時間はうちから1時間はかかるのですが、週1なら何とかなるでしょうと。

仕事をやめて1年以上が経過し、少しずつ体調も良くなってきました。ちょうど片頭痛の治療も方向が決まったところだし、お給料よりも社会勉強としてご縁があればいいなと思います。履歴書のブランクも埋められるしね(笑)

 

そんな感じで、急なギアチェンジとなりますが、3年弱、悔いのないようにまた息子と走って行こうと思います。愛情をこれでもか!!!これでもか!!!とたっぷりかけて。