1か月半で税理士事務所のパートを辞めました
タイトルの通りです。
一昨日「辞めます」と伝えて辞めてきました。
バイトでも1か月半という短期間で辞めたことはないので、自分でも驚いています。
辞めたからにはいくつか理由があります。
1.勤務日数のミスマッチ
2.残業頻度
3.時給に見合ってない仕事内容と思ったこと
4.仕事が出来なかった
5.そもそも先生と合わなかった
が理由です。
今後、税理士事務所でパート希望の方が参考になることもあるかもしれないので書いておきます。
あくまで私の主観的な感想であって、皆さんに当てはまる訳ではありませんのでご了承下さい。
1.勤務日数のミスマッチ
これは私の言い方がまずかったというところが大きいです。
「週3~」とあったので、「とりあえず週3からスタートさせて下さい」という曖昧な感じで始めてしまいました。
税理士の先生は週4以上入って欲しかったようで、途中から「いつから週4入れる?」と聞かれるようになりました。
しかも「月に12日は入って欲しい」と言われ、卒業式等の行事がある時は「休めるけれど、その分を振替で前週や翌週などに出ないといけない」ということでした。
卒業式の週は祝日も重なり、週2回しか出られなかったので、その前の週に4日働きました。
これまで家事のほとんどを私がやっていたのですが、夕飯の支度や春休み中の息子の世話(勉強をみてくれるなど)を母がしてくれることになりました。
週4日働くと母が息切れしてきました。実際に働いてみて、私がある程度家事が出来ないと家の中が回らないことが分かったので、やはり「週3」という日数が丁度良いと分かりました。私も持病があるので、それ以上は厳しいな~という所存です。
先生はしぶしぶ週3で了解してくれましたが、微妙な感じとなりました。
この点は非常に申し訳無かったと思います。
2.残業頻度
確定申告時期(繁忙期)直前に入ったので、「確定申告までは仕方がない」と思い、残業をしていました。
しかも入りたてで仕事が遅いので「ある程度はしょうがないな」と多い時は一日3時間位の残業をしていました。もちろん残業代はつきますが、「これってパートタイムの意味がないよね」と薄々感じ始めていました。
先生は「残業しろ」とは言いませんでしたが、「あなたの仕事はここまでね」と言われ、終わらなければ残業をせざるを得ない雰囲気になりました。
確定申告時期が終わったので早く帰れるかな?と思っていましたが、確定申告が終わっても先生の手綱は緩められなかったのでこれは難しいなと感じました。
3.時給に見合わない仕事内容
私は経理未経験だったため、簿記を取って(2級取得済み)経理の勉強がしたいと思っていました。に対して先生は「税理士補助」として税務の勉強まで出来るようになることを望まれました。
税理士事務所も初めてだったので、「そんなものなのかな?」と思っていましたが、経験者の方からすると「え?パートでこんなことまでするの?」というところまで求められていたようでした。
私は「時給1000円のパートタイマー」という意識でした。別に税理士になりたくて修行のために入っている訳ではないので、家に帰って来てまで広辞苑3冊分の税務の勉強をするほどではないかなと思ってしまいました。
これから自分の「担当」を持ったらますます仕事も増えて帰れなくなるだろうなと思ったところも大きいです。
「経理」だけでなく「税務」も知ってれば今後いいかなと思っていたのですが、「税務」の知識は税理士事務所や会計事務所のパート希望でもなければいらないということに気づきました。
そうなると一気に勉強するモチベーションが下がりました。もう税理士事務所では働きたくないので税務は不要なんですよね。
4.仕事が出来なかった
ブランク10年でしたら、自分でも「引く程」仕事が出来なかった、というところも大きいです。記憶力も落ちているし、動きが鈍くなっているアラフォーです。
先生は「徹底した作業効率」を求められていたので、「そこはシングルクリックで(ただデスクトップのアイコンをクリックするだけ)」、「ショートカットキーを全て覚えて!」というようにかなり細かい指導が入りました。
私はそれについていかれず、段々萎縮してしまい、ますますミスをするという完全な悪循環にはまりました。
先生にも「無能」のレッテルを貼られたので、どの道辞めないといけなかっただろうなと思います。
5.そもそも先生と合わなかった
税理士という職業柄、細かくて癖がある先生なんだろうなというのは覚悟の上でした。
ただ、先述のクリック一つにも注文があり、カラーコピーの1枚もミスをするとチクチク言われました。掃除機の強弱ボタンのバッテリー持ち時間はそれぞれ〇〇分だから・・・まで細かく言われてびっくりしました(笑)
他にも色々とありますが、
「仕事をちゃんと教えてくれない割に急かされて八つ当たりに近いことをされる」というまあ軽いパワハラめいたことが毎回続いたってことですかね。
「確定申告で忙しいからだろうな」と気にしないでいたのですが
「毎日違う作業(しかも説明がざっくりすぎて分からない)をさせられるので、一向に仕事が覚えられない。今自分が何の作業をしているのかが分からない」とか
「初めてやる煩雑な作業と同時進行でexcelでマニュアルを作成させられる(マニュアルって仕事を熟知した人がすることじゃないの?)」など結構な無茶ぶりが大きかったです。
触ったこともない弥生会計の「ショートカットキーはもう完璧?覚えたよね?」と言われてさすがに「いや、まだ触ったこともないので・・・」とお答えしましたが、意に介してない感じでした。すげー変人(うっかり本音)。
「これも確定申告が終われば・・・・」と思っていたのですが、申告が終わって2週間経っても変わらず。
ほとんどのパートさんが短期間で辞めている点も気になりました。大体1~2か月で退職。早いと3日位。私は余り気にしませんでしたが、勤務開始日に「やっぱり私には出来そうにない」と飛ばれたこともあると言っていました。私が入った時にいたパートさんも一人辞められました。
そもそも面接も半分圧迫面接のようなプレッシャーがかかる感じの面接だったよね・・・。あの時辞めときゃ良かった。先生も面接の時に「うちは辞退が非常に多いんです」って言ったんだよね。
「ブラック体質なこの業界でもパートならばそんなことも無かろう」と思っていたのですが、想像とちょっと違っていましたね(;'∀')癖がある先生と癖がある個人事業主が多いお客様。
先生と合えば何十年も勤め上げるベテランパートさんもいるそうですが、合わないで短期間で辞めることも多い業界なようです。
特に税理士さんは小さい会社の社長さんと同じなので「自分ルール」が徹底しています。「ハイハイ」とyesマン出来ないと難しいかもしれません。
勤務日数が比較的自由で、残業もないのであれば先生の半分パワハラのようなことも我慢出来たのですが、まずそこがミスマッチな時点で「我慢しているメリットが一つもないな」と思って今回退職を決めたのでした。
先生も期待外れな新人にイライラしてしまったところも大きかったでしょう。私も改善して努力しないといけないなと感じています。
仕事に対する「気持ちの甘さ」も反省しています。パートとは言え「仕事」は「仕事」。しっかりとこなせなかったところは猛反省です。
今回は自分でもびっくりな早い撤退で、自分の中でも「次が見つかるんだろうか・・・」という気持ちでいっぱいですが、頑張って次を探します。
今回は確かに「焦ってとりあえず仕事を探した」というところも大きかったので、良くない結果を引き寄せちゃったかなぁとも思います。自分の中でまだ準備が出来ていない中で見切り発車してしまいました。結果、事務所にもご迷惑をお掛けしたと思っています。
ただ、数年前は寝たきりだった私が「週3でも6時間以上寝込まずにとりあえず働けた」という点は非常に自信に繋がりました。
あれだけ病気をしまくっていた子供も病気をしていません。ちょうどいい時期なんだろうなと思います。
本当は体が慣れた今、すぐに次を探して行きたいのも山々で(母もそう言っています)分かってはいるのですが、来週子供が中学に入学します。通学時間も大幅に伸び、慣れない環境に入るので、子供の体調管理に気を配りたいです。私自身もちょっと子供が慣れてから新しいところに行った方が自分も楽なんじゃないかとも思います。ご縁があればすぐにでもいきますが(笑)
但し、見切り発車で「これでいいや」と妥協するのではなく、勤務日数や勤務時間は妥協することなく、今回の失敗を糧に「これは!」と思う求人にどんどん応募はしていくつもりです。
早く仕事が決まるといいですが、仕事が決まるまでは前向きに気持ちを切り替え、経理の本など読みたかった本を読んで勉強をしておきます。