私がこれまでに経験したことを書くブログ

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離婚へ向けて~財産分与と扶養的財産分与と養育費~

着々と離婚への準備を進めていた1月、財産分与にも着手しました。

 

とは言え、財産らしい財産はありませんでした。高級家具も車もありません。

 

息子のおもちゃやゲーム、私の洋服や私物以外の物はほとんど置いてきました。

実家に転がり込んだこともあり、大体の家電は揃っていたことや「フェアな状態で離婚したい」と思ったからです。

 

思い入れのある家電や家具はほぼ全部置いてきました。

私が自分で選んだ思い入れのある家電や家具でしたし、専業主婦をしていて毎日掃除をしていたのは私ですから、とても心が痛かったです。

 

マンションは購入していたので売却することになりました。

マンションの売却や家具の処分は私たちの荷物を全て運び出し終わった2月以降に元夫に任せました。

 

マンション売却益は訳あって私はもらえないことになりました。

 

保険類は全て解約して折半でした。

離婚の条件で「子供の学資保険は全て私に渡してもらう。子供のためのお金に手を付けることはしないでくれ」と伝えました。そこは了承してもらいました。

元夫名義になっていた学資保険は解約し、今は定期預金にしてあります。私が持病持ちなので学資保険に入れないからです。

 

慰謝料は話し合いの結果無しになりました。

その代わり?「扶養的財産分与」というものを1年間貰うことになりました。

 

「扶養的財産分与」とは夫婦の一方が離婚後、生活上の不安がある場合、相手の生活が安定するまで援助をするというものです。

私の場合は専業主婦でしたし、持病が一番酷い時でとても働くことが出来なかったので1年間決まった金額を扶養的財産分与としてもらうことになりました。

弁護士の先生にも聞いたのですが、この扶養的財産分与というものがある離婚はかなり珍しいケースだそうです。私のように病気があって働けない場合「払うこともある」程度のことなのだそう。

最初は「この体じゃ1年では無理でしょ・・・」と思ったのですが、弁護士の先生に「下手にごねて相手が『じゃあやっぱりあげない』となると不利になるので、この条件でのんだ方がいい」と言われました。

 

離婚成立前までに財産分与(扶養的財産分与は除く)は全て完了させました。離婚成立したらお金を持ち逃げされちゃっても追えないからね。

 

 

そして養育費。こちらは養育費算定表に基づいて、その金額をもらうことになりました。

但し、

・卒業、入学時に関する費用は折半

・学費(私立に通った場合など)は折半

・病気やケガなどで相当の出費があった場合は要相談

・養育費は大学卒業若しくは23歳(浪人した場合)まで

・私が再婚して、再婚相手と子供が養子縁組をした場合、その時点で養育費の支払いは終了

と決めました。

養育費は正直「少ないな」と思ったのですが、算定表がそうなっているので仕方がないですね。この算定表は低すぎると思います。今後、見直しがあるそうですが、一刻も早い見直しを希望します。(うちはもう金額が決まっちゃってるので、増えることはないけどさ・・・)

 

離婚してから3年経ちましたが、今現在、養育費は振り込まれています。

今回の小学校卒業~中学入学にかけて進学に必要な費用は(制服代など)折半しました。

今年の国立成育医療研究センターでの検査入院も個室料金や食事代を折半してもらいました。

 

養育費の不払いが問題になっていますよね。これは夫婦のいざこざとは関係がないところの「子供の権利」です。「子供のためのもの」なんです。面会交流をしていなくても払う義務があるのです。心情的には「面会して無い子に払いたくなくなる」と思うかもしれませんが、これは子供の権利ですから、払わなければいけないんです。

 

うちの子は離婚後一度も元夫に会っていません。プレゼントなども本人の気持ちが落ち着くまで遠慮してもらっています。

私たち家族は私たちが実家に戻った時に「子供を傷つけることになるから、元夫の悪口は言わないようにしよう」と決めました。ですから、一度も子供の前で元夫の悪口は言っていません。

 

それでも離婚直前の元夫の態度など、子供心に色々と感じることがあるようで、子供が「会いたい」とは言いません。

私は元夫と子供が会うのは全く構いません。子供にも「ママは何も悪く思ってないし、嫌な気持ちにもならないから、会いたければあっていいんだよ」と言っています。私に気を使って会いたがらないというのも切ないですから。

 

次回記事にする予定の「公正証書」で面会交流について決めてはありますが、「子供の気持ちを一番に考えて欲しい」と伝えてあるので、元夫側も会いたいとは言ってきません。まあ、本当に興味がないのかもしれませんけどね。

 

弁護士の先生がおっしゃっていたのは

「面会交流(月1回など)を決めていたとしても、今のお子さんは中学生になると「自分で会いたい時にスマホで連絡を取って会う」という子が多いので、面会交流を公正証書で決めていても中学生以降はなし崩しになって本人任せになることが多いです」とのこと。

 

うちの子も中学になりスマホを持ち始めたので、「もしパパの連絡先が知りたかったら教えるよ。そこで連絡取り合って会いに行くのは全然構わないから言ってね」と伝えてあります。

まあ、今は思春期で難しくなる年頃ですし、会いたいとは言いませんが、そのうち成人したら会いたくなるかもしれないですね。

 

 

最後に「養育費は増減がある」ということ(-_-;)

「増」はほとんど無く、実際は「減」が多いかと思います。

 

相手が再婚し、子供が出来た場合や病気などで収入が減ったor無くなった場合、養育費の減額を請求されることがあります。

それに納得が出来なければ家庭裁判所に判断してもらうのですが、その場合、もしかすると「双方の事情を鑑みて減額請求された金額よりも更に下げられてしまう恐れもある」。

これでは意味がないので、どこで妥協するかの駆け引きも必要になることでしょう。

 

人によっては「養育費を払いたくないから、あの手この手で減額請求してくる」というケースもあるそうで、こればかりは「お人よしにならず、冷静に見極める」しかないですよね。難しいことだと思います。

 

 

次回は「公正証書」について書きます。