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離婚へ向けて~公正証書~

離婚届を出す1か月半前に公正証書を作りました。

 

簡単に言うと「離婚にまつわるあれこれを公的な書類にしておくこと」。

離婚の条件や年金分割について(これは後日離婚にまつわるお金のことで書きます)や慰謝料の有無、財産分与、親権、養育費などについて証書にして公的な文書にしておくのです。夫婦それぞれと公証役場の3者が証書を保持しておきます。

一番のメリットは「養育費が滞った時に裁判の手続きを経ることなく、相手の財産を差し押さえる」強制執行能力がある証書だということです。

 

公正証書は私の方から「必ず作る」と言っておきましたので、元夫がネットから?公正証書のひな形を拾ってきて、それを作り変えてメールで送ってきました。

 

私と母で一通り読んで、「ここは変えて欲しい」というところをいくつか変えてもらいました。

 

・学費、「進学に関するもの(入学金や制服、その他卒業進学に関するもの)」を折半とする

・面会は月1回「但し、子供の希望を考慮すること」

 無理矢理の面会交流を避けるためですね。

 

この2点位でしょうか。

 

学費については先方が「万が一、大学進学で浪人してもいいように」と23歳までの支払いとしてきました。

よく「20歳まで」という方がいますが、お子さんが大学進学された際は22歳までは必要ですよね。これは大事だと思います。2年間も学費を一人で払うのは大変なことです。

うちの場合は子供が大学進学をしないで就職をするなら、その時点で終了となっています。

 

公正証書が出来上がったら弁護士の先生のところへメールで送信し、一度内容を見て頂きました。

「これで問題ありません」と言われたので、元夫にOKを出しました。

 

それを元夫が公証役場へ持って行き、私たちが作った文書を公正証書にした原案が送られてきました(FAXで)。

 

修正有無は特に無かったので、そのまま進めてもらい、原本完成の連絡を待ちます。

 

ここまで1か月位はかかったでしょうか?(うろ覚え)結構時間がかかるので、早めに動いた方がいいですよ。

 

原本が出来上がったら公証役場へ取りに行きます。

これは夫婦揃っていないといけません。

 

私は会いたく無かったので、ちょっと躊躇しました(笑)母にも「せっかく体が落ち着いてきたのに、またストレスで具合が悪くなってもいけないし」と言われ、弁護士の先生に代理人として行って頂こうかと思ったのですが、費用が5万円と言われて断念しました(;'∀')

 

という訳で指定された期日に公証役場に行きました。うちから一番近い役場でした。

 

出来上がった公正証書を公証人が夫婦の前で読み上げます。間違いが無ければ公正証書公証役場、夫、妻の3部)にそれぞれが署名、捺印をして完成です。

 

費用は23,000円でした。これは慰謝料、養育費(10年分)、財産分与の合計額で変わってくるそうですが、念の為お近くの公証役場に確認下さい。

この費用も折半しました。

 

この記事の頭に「強制執行能力のある証書」としましたが、勤務先、住所、電話番号を変えられてしまえば追えません。しかも支払い能力が無ければ「取るものも取れなく」なります。公正証書が万全とは限りません。

 

せっかく「マイナンバー」が導入されたのだから、マイナンバーで追跡出来るようになればと思います。一番理想的なのはスウェーデン方式でしょうか。

「元夫婦の間に国が入って、税金のように養育費を支払う側から徴収してくれる制度」です。これだったら「支払い能力はあるけど払いたくないから逃げる」が通用しなくなります。日本も近いうちにこのような仕組みが出来ることを強く望みます。

 

ここで元夫とは「さようなら」。離婚届は私の方で出す、と決めたからです。

 

後日談なのですが・・・

私が日頃お世話になっている薬剤師の先生も離婚経験者でして(自称「離婚カウンセラー兼薬剤師」w)、私が公正証書を作って離婚したことをお話すると

「え!?公正証書作ったの~!?あれ、お金かかるでしょ!セレブ~!調停離婚にすれば養育費から親権、財産分与まで全部決めてくれて調停費用1200円で済むのに~!」と言われました(;'∀')

そ、そうだったのね・・・・。ちなみに私は協議離婚というものです(ただ離婚届を出すだけで成立する一番ポピュラーなやつ)。

調停離婚だと何度か顔を合わせないといけないでしょうから、私は逆にお金で解決出来るのであれば公正証書の方が良かったです(;^ω^)

 

ちなみに

 協議離婚でうまくいかない

   ↓

 離婚調停

   ↓

 でもうまくないかない

   ↓

 離婚裁判

 

という風に進んでいくことが多いそうです。薬剤師の先生の場合は最初から調停だったということですね。

 

離婚も色々とあるんですね。まだまだ続きます。