私がこれまでに経験したことを書くブログ

私がこれまでに経験したこと感じたことを書くブログです。

愛するレトロコスメたち

何故か「大正浪漫~第二次大戦以前」の建築物や着物、化粧品に惹かれます。アールデコの時代を特集したものはつい買ってしまう、見てしまう、です。

 

その頃の写真や映像、風俗に関するものを見ると何故か既視感があってずっと不思議に思っていました。

 

以前「視える人」にお会いして、「あなた、前世は明治の終わりから大正、昭和初期頃の呉服屋さんの女将さんだったよ。着物の端切れでお手玉作ってるのがみえる」と言われたことがあります。

私がその時代のものに惹かれるという話は誰にもしたことがなかったのでとても驚きました。

 

本当かどうかは分かりませんが、その話を聞いて何だか嬉しくなりました。自分でもなんとなーく「前世はその時代に生きていたかもね」なんて思っていたりもしていたので。

 

 

前世云々を聞く前から「あああ、瓶が、デザインが素敵よーーー!」と完全にパケ買いしていたレトロコスメたち。

 

戦前から今でも生き残ってきた素敵な化粧品。コスメじゃないの、お化粧品なの。はー、ずっと眺めていられる~。

 

まずは王道、「資生堂 ドルックス


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発売は昭和7年(1932年)。私の祖母とほぼ同世代!?

当時、資生堂の最高級ブランドとして誕生し、戦中は「贅沢品」として生産中止に追い込まれるも戦後復活。当時は今では600円というお値段(安売りしているお店だと420円税抜価格で買えます)。1960年頃からお値段据え置きのため、今もこのお値段なんだとか。

3年程前まで「ガラス瓶」で販売されていましたが、現在はプラ容器になりました。ガラス瓶はそれはもう素敵でした。「これぞお化粧品!」

・・・とは言えプラ容器の方が軽いし扱いやすいですね。

 

「オーダレス(無香料)」以外の商品は「昔のお化粧品の香り」がします。おばあちゃんの鏡台の香り、とでも言いましょうか。

今は香りが薄い、もしくは無香料の化粧品が多いので初めての方は香りに驚くと思います。思えば色もびっくりですね(笑)この紫色や水色は容器の色じゃございません。化粧水の色です。無添加が好まれる今の時代を完全逆走しているドルックスシリーズ大好きです。

 

ドルックス オードルックス(ノーマル)N 150mL

ドルックス オードルックス(ノーマル)N 150mL

 

 

 

ドルックス オードルックス(アストリンゼントマイルド)N 150mL

ドルックス オードルックス(アストリンゼントマイルド)N 150mL

 

 

 

ドルックス レーデボーテ (しっとりタイプ) 150mL

ドルックス レーデボーテ (しっとりタイプ) 150mL

 

 

 

ドルックスラインは面白い順番で使います。

化粧水(紫)→乳液(白)→収斂化粧水(水色)の順番でお手入れします。クリームを使う場合は収斂化粧水の後に使います。

収斂化粧水を使うと肌がサラッとします。これからの時期は絶対に必要な水色水。

私はこれをスプレーボトルに移して、パウダー後に顔に吹きかけ、ティッシュで抑えています。そうすると化粧の持ちが大変に良いです。

 

最近はスキンケアも面倒で、お風呂上りに全身にセタフィルクリームを塗るついでに顔にも塗っておしまいにしていました。

たまに自分の中で「スキンケアブーム」が来るので、その時はドルックスに戻ったりしています。

「お手入れ」とはまさしくドルックスのためにある言葉!久しぶりのドルックス楽しみ。


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こちらは「資生堂 オイデルミン」

 

オイデルミンN オイデルミン(N) 200mL

オイデルミンN オイデルミン(N) 200mL

 

 

明治30年(1897年)!発売の超ロングセラー商品。発売100年超えています。

資生堂初の化粧水です。化粧水とは言っても拭き取り化粧水です。

ものすごい可愛さ!この瓶のデザインとピンクの色!ドルックスが貴婦人だったら、こちらは御令嬢。何言ってんだ。

こちらは今でもガラス瓶です。お値段540円。ドルックスと同価格帯となっています。

ドルックスの拭き取りクレンジングクリームを使った後にオイデルミンで拭き取るとさっぱりします。

これでたまに顔を拭いてみたりもしますが、もはや「飾っておいて眺める用」と、用途が違ってきている可愛い一品です。


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 ラストはこれ。

「クラブホルモンクリーム クラシカルリッチ」

 

クラブ ホルモンクリーム クラシカルリッチ 3(艶の素) 65g

クラブ ホルモンクリーム クラシカルリッチ 3(艶の素) 65g

 

 

こちらはクラブ化粧品から1935年に発売されている「ホルモンクリーム」の復刻版です。

「ホルモン」は保湿剤として配合されている「女性ホルモン(エチニルエストラジオール)」から由来した名前だそうです。最初「え、ホルモンて」って名前にびっくりしましたもの。

こちらはサラッとした油分少ないクリームです。しっとりするけどベタッとしない、さっぱり系のクリームです。あ、香りはキツめですのでご注意を。

こちらのデザインもかわいいですね~~~。こういうデザインのお着物があったら素敵。多分、あるよね。若かったら着てみたい。

 

最近は気持ちの余裕がなくて「スキンケアをしよう」という気持ちが無くなっていましたが、ちょっと立ち止まって「お手入れの楽しさ」を思い出してみようと思っています。

 

~番外編~

資生堂 カーマインローション」


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 これは私が使うというよりも家族用。

日焼けをして火照った肌にパシャパシャするとあら不思議。ヒリヒリ感が取れます。

他社にもカーマインローションはありますが、これが一番安い!378円です。

子どもが学校のプールで「日焼けして肩が真っ赤~!」なんて時にも塗ってあげると落ち着きます。一家に一本カーマインローション!

 

資生堂 カーマインローション(N) 260mL

資生堂 カーマインローション(N) 260mL

 

 

 

ついでにカーマインローションのCM


資生堂CM - カーマインローション - 1964

うわあああ!かわいいい~~~!!!女子達のお洋服かわいい~~~!

 

こうなったらドルックスも!


資生堂CM - ドルックスコールドクリーム - 1964

こういう鏡台が欲しい!これぞお手入れ!!髪型も素敵~~~!


資生堂CM - ドルックスオーデュベール - 1963

女優さんのお目目が!この時代にカラコンなんてないよね!?


資生堂CM - ドルックス男子用化粧品 - 1962

加賀まりこ様~~~!コケティッシュの化身まりこ様。

余談ですが、若かりし頃のまりこ様の「月曜日のユカ」という映画は悶絶ものです。是非!